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香子 四 (仮)紫式部物語

Hosei Hahakigi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569854540
ISBN 10 : 4569854540
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

彰子の子が東宮となり、道長は権勢を強めていく。一方、『源氏物語』の舞台は宇治へ移り…。作者の視点から名作を読み解く!

【著者紹介】
帚木蓬生 : 1947年、福岡県生れ。医学博士。精神科医。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。93年に『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年に『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年に『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年に『水神』で新田次郎文学賞、11年に『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年に『蠅の帝国』『蛍の航跡』の「軍医たちの黙示録」二部作で日本医療小説大賞、13年に『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年に『守教』で吉川英治文学賞および中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    第四巻、ラス前です。シリーズ最多頁巻(555頁)でした。 「源氏物語」が、「竹取物語」の要素を取り込んでいるとは思いませんでした。 続いて最終巻五巻へ。トータルの感想は、全五巻読了後に。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85454-0

  • みっちゃん

    不義の子、薫誕生。柏木、紫の上、そして源氏の君も帰らぬ人となり物語の主人公は薫と匂宮、宇治十帖へ。光源氏の死の場面を描いていると思われるがタイトルだけが残り、本文は存在しない『雲隠』その内容を女房の口を借りて、作者が推理する場面はなかなか興味深かった。香子のパートではますます道長の専横はあからさまになり、心痛の一条天皇は31歳の若さで崩御。現在の大河では公明正大、謹厳実直ナイスガイそのもの、の道長だが後半はどのように描かれるのだろうか。

  • 佐藤(Sato19601027)

    大河ドラマ『光る君へ』を観て、彰子中宮の背景が良く分かる。「源氏物語」もNHKラジオの古典講読で理解が進む。香子(紫式部)の物語は敦成親王の百日の祝宴の辺りから。香子は、彰子中宮から帝が「源氏物語は、女の物語だ」という感想を聞き、筆に力が入る。第四巻で描かれる帖は「若菜下」〜「総角」、悲劇が続く部分だ。柏木が病没し、紫の上も逝去する件は、分かっていても落涙する。紫の上を追悼する源氏も雲隠れして、物語の主人公が薫中納言と匂宮に移る。香子の周りでも一条天皇崩御に続き、弟の惟規も亡くなる。悲しみが連鎖する。

  • shikashika555

    なかなかの大部で、紫式部の話と源氏物語が並行して語られるため 少し読むのに倦んでしまい飛ばし読みしがち。 が、途中でびっくりして目が覚めた! 作中、紫式部の同僚 宰相の君が「幻」の帖の後の源氏の君はどうなったのかというスピンオフを語り始めるのだが、 その内容がマルグリット・ユルスナール『東方奇譚』収録「源氏の君の最後の恋」である! ひゃー!びっくり!!

  • くろにゃんこ

    やっぱり光源氏って自分勝手だよな…と改めて。彼が亡くなるところは書かれていないが宰相の君が考えた物語を読んだら書かないことが正解だと思った(笑)話は次の世代へと移るが宇治十帖のところはあまり興味がないので流し読み。香子の物語は続きが気になります。

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