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養老孟司入門 脳・からだ・ヒトを解剖する ちくま新書

布施英利

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480073747
ISBN 10 : 4480073744
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「脳」「からだ(人体)」「ヒト」をめぐって「生きるとはどういうことか」を問い続けてきた解剖学者・養老孟司の代表的著作を読みなおし、その探求・思想の世界を一望する。「脳より大切なものがある」、「塀の上を歩け」、「あたりまえ」の本質、「無思想」という思想、「ヒトとはなにか?」…知的刺激に満ちた数々の至言とともに、東大医学部解剖学教室からの愛弟子である著者が、各著作が書かれた当時のエピソードも交え評伝風に語る。一冊でわかる、養老孟司のすべて!

目次 : 序章―一九八五年/ 第1章 『形を読む』―一九八六年/ 第2章 『唯脳論』―一九八九年/ 第3章 『解剖学教室へようこそ』―一九九三年/ 第4章 『考えるヒト』―一九九六年/ 第5章 『バカの壁』―二〇〇三年/ 第6章 『無思想の発見』―二〇〇五年/ 第7章 『遺言。』―二〇一七年/ 終章―二〇二〇年/ 養老孟司の著作一覧

【著者紹介】
布施英利著 : 解剖学者・美術批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業、同大学院美術研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院生のとき、恩師・三木成夫の紹介で養老孟司と出会い、27歳で養老との共著『解剖の時間』(哲学書房)を出版。東京大学医学部助手(解剖学)として養老の下で研究生活を送った。美術批評の著作も多数。解剖学をベースに芸術と科学の交差する美の世界を探究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    東大解剖学者時代から養老孟司の弟子として30年以上の付き合いのある著者が、ご本人に確認して書き下ろし本を7冊取り上げ、それを辿ることで彼の思索の行き着く先を読み解く入門書。彼の人間観は「脳化」であり、ヒトは視覚と聴覚を同じものとして交換可能にし、アウトプットとして言語を生み出した。現代は江戸時代から始まる脳化の時代であり、お金も民主主義もそこから生まれた。一元論の危険性を警鐘し、塀の上を歩くことの大事さを説く。芸術は数学の対極、違いの追求。「養老式の二元論。デジタルもことばも不死だ。ゼロと一の間のアート」

  • keroppi

    図書館の新刊コーナーで見つけて。養老孟司の主な著作を読み解く。養老先生の弟子である著者は、先生との様々なエピソードも織り込み人間・養老孟司を描きつつ、その探求の世界を分かりやすく解読していく。解剖学から脳の話、そして意識、思想、社会、果てはアートまで。実に刺激的な本だった。この著者は、東京藝術大の大学院の時、恩師・三木成夫の紹介で養老先生と出会ったそうである。芸術と解剖学の関係が私の脳に響く。養老孟司の著書も読みたいが、この本の著者・布施英利の他の著書も、三木成夫の著書も、とても読みたくなってしまった。

  • tamami

    250冊を越える養老孟司先生関連の著作から、書き下ろしを中心に7冊を選び、直弟子である著者が解説を加えた「養老孟司」入門の書。養老先生の本からは、『バカの壁』を始めとして沢山のことを学ばせてもらったが、本書を読むと、自分が如何に浅い読みに止まっていたかを思い知らされる。読書に正解の読み方はないというが、「意識」というような概念一つとっても、納得がゆく見方が示されていて、本書を導きとしてもう一度養老本に挑戦してみようかと思う。殊に初期の主要著作である『唯脳論』は、繰り返して読むに値する本であると思う。

  • 三井剛一

    養老孟司の著書を読んでも、理解が至らず手に取った一冊。 養老孟司の助手をしていた著者が5冊選出し、解説、整理している。 さらに奥深い思索が見え、底がつきない。理解が進むどころか、自分の読解力のなさから、逆に混乱してしまった。 ヒトには、「イコール」「同じ」と認識する機能があり、そこから文明が始まったのには納得。 脳科学の発達による脳至上主義に警鐘を鳴らし、自然、無思想、感覚、身体に意識を戻すように。自分は、医療を学ぶことで、バランスを崩している。 「脳より大切なものがある」これに尽きる。

  • ハチ

    最終章の布施さんと養老先生の会話が暖かいなあ。間が空いてポツポツと言葉が溢れる雰囲気がよいなあ。布施さんはお弟子である前に、養老先生の1番のファンなんだな。先生への敬意と愛情が誠実に文章に刻まれていて、確かな読み心地だった。

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