左巻健男

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本

暮らしのなかのニセ科学

左巻健男

評価 : 4.0
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基本情報

ジャンル
：
物理・科学・医学
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784582858471
ISBN 10 : 4582858473
フォーマット
：
本
出版社
：
平凡社
発行年月
：
2017年06月
発売国
：
日本
追加情報
:
２７２ｐ；18

内容詳細

水素水、マイナスイオン、デトックス……。その健康法、本当に科学的？　身の周りにはびこるあやしげな科学。健康で長生きしたいという人の願望につけ入るニセ科学を一刀両断。

【著者紹介】
左巻健男 : １９４９年、栃木県生まれ。千葉大学教育学部卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。専門は理科教育。東京大学教育学部附属中学校・高等学校教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授などを経て、法政大学教職課程センター教授、「ＲｉｋａＴａｎ（理科の探検）」編集長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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テーマを絞らずあらゆることに対して世間で...

投稿日：2021/04/11 (日)

テーマを絞らずあらゆることに対して世間で流されている「ニセ科学」についてわかりやすく書かれています。「なぜ騙されるかよりなぜ騙されないかを考えるほうが適切」という主張が印象的でした。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆいまある さん

    読了日：2021/11/20

    論理的に考える訓練を受けていない人や、知識に乏しい人が、反医療やトンデモ系に騙されちゃうことはある。そういうのをちょっと知識があるからって上から目線で嗤うのも大人気ない気がしていたのだが（私の周りはそういう人が多い）、意地悪な気分だったので読む。大人になってから段々体重が増える人が一番長生きというのは心強かった。トンデモで儲けてる人は最早詐欺な訳で、EM菌を教育の現場に持ち込むのはほんと勘弁して欲しい。科学的思考の推進に紛れて、反原発や政権批判は盛り込まなくても良かったと思う。充分面白い本だから。

  • キムチ２７ さん

    読了日：2017/09/22

    中学レベルのサイエンス感覚で理解可能に書いてある・・筆者は教授だが。出てくるワード何れもマスコミの濁流に乗っている語句ばかり。わたし自身、惑わされやすいなぁと自覚・とはいえ、元来すぐに信じ込むたちではないから、怪しいのは疑うべきだと思った。と同時に大企業の名をかさに売らんかな商法がいかに多いことか。種々の放送局がバラェテイーの名のもとに作る番組・・かなりの部分で加担していることもよく見える。科学はさほどに興味ないけど（はっきり文系と自覚しているし）好奇心を持ち続けてなぜ？を追及するこの大事さを再確認した。

  • HMax さん

    読了日：2020/03/07

    スティーブ・ジョブズでさえも騙された！どうして、こんなことに騙されるのか？人間の頭がそういうふうにできてるから。そこを狙って詐欺師はやってくる。うちの親もコラーゲンを塗るは飲むはで、お肌もつるつる関節の調子もいいといってます。「塗っても吸収されないし、飲んでも分解される」と言っても、「そんなことない、効いている」の一言。まあ機嫌が良いので良しとしようですがねえ。驚いたのが「マイナスイオン」、言葉だけで良いイメージができたので、もう効果（本当はない）をうたわなくても良くなった。

  • テツ さん

    読了日：2021/05/12

    鰯の頭も信心からとは言うけれど、その鰯の頭には何の御利益もないんだぜということは知った上で拝むべきなんだろうな。マイナスイオンだのコラーゲンだのといった何の根拠もないものを人体に何かしらの良い効果があるように宣伝して金を巻き上げる古から存在する手法の数々。科学の最先端の情報をぼくたちのような平々凡々な一般人が知る必要はないけれど(理解もできないだろうし)最低限の科学的なリテラシーはもっていないとそうした詐欺紛いのビジネスに翻弄されてしまう。何でも鵜呑みにせずに自分で調べてみる姿勢が大切ですね。

  • C-biscuit さん

    読了日：2017/08/24

    図書館で借りる。この本はタイトルの通り、暮らしの中における科学的根拠に乏しいものを取り上げて説明している。いきなりジョブズの話から癌治療のニセ科学がスタートし、サプリ、ダイエットそして食品添加物等へ流れていく。なるほどその通り思う反面、この本も反論の根拠を他の文献に委ねているので、同じ土俵にも感じてしまう。ただし、好むと好まざるを関係なしに生活に入ってきているので、科学的なセンスやリテラシーを上げて上手に付き合うしかないのかとも思う。最近購入したエアコンも◯ノイーなるものが出るのであるが、これも…である。

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左巻健男

東京大学非常勤講師。元法政大学生命科学部環境応用化学科教授。１９４９年生まれ。『ＲｉｋａＴａｎ（理科の探検）』誌編集長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

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