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麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること

工藤勇一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784761274498
ISBN 10 : 4761274492
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2019
Japan

Content Description

「子育ての本当の目的」って、なんだろう?

宿題、定期テスト廃止。固定担任制も撤廃。服装・頭髪検査はおこなわない。
公立中学校とは思えない数々の学校改革で注目を集める
千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長が、
子育ての「当たり前」について考えてみたのが本書です。

・友達は多いほうがいいはず。でも、うちの子は友達が少ない……。
・学校には行かなきゃならない。でも、うちの子は不登校になってしまった……。
・親子は仲良くなきゃいけない。でも、親子関係がうまくいっていない……。
・成績が悪かったら、いい学校に行けない。でも、うちの子は授業についていけない……。

多くの親御さんは、日々、さまざまなことに悩みながら
お子さんと向き合っていることでしょう。

でも、きっと大丈夫。
一番大事なことは何かを考えたら、そんなに気にすることじゃないかもしれません。

本書には、麹町中でなくても実践できる、子育ての心構えを詰め込みました。
不安を抱えて育児に奮闘する皆さんの心を、ふわっと軽くする1冊です。

著者について
千代田区立麹町中学校長。
1960年山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒業。山形県・東京都の公立中学校教員、東京都教育委員会、目黒区教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長等を経て、2014年から現職。公立中学校とは思えない数々の教育改革をおこなっているとして、各界から注目を集める。
教育再生実行会議委員、経済産業省「未来の教室」とEdTech研究会委員、教育長・校長プラットフォーム発起人などの公職を歴任。
著書に『学校の「当たり前」をやめた。――生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』(時事通信社)、『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』(SBクリエイティブ)がある。

目次詳細
01 子どもはもともとは主体的な生き物
02 手をかけないほど、子どもは自律する
03 不幸になるなら「理想の子育て論」はいらない
04 子どもは思うようには育たない
05 どんな環境でも挑戦できる強い脳はつくれる
06 親はいい加減くらいでちょうどいい
07 親密な親子関係が幸せとは限らない
08 子どもの問題は大人が勝手につくっている
09 あえて言葉にしないほうが、うまくいくこともある
10 親が社会を否定してはいけない
11 本当の厳しさとは「信用」
12 ゆとりのない経験こそが、ゆとりの心を育てる
13 1等賞は称えない
14 なんでもかんでも叱らない
15 叱るときは「子ども基準」で考える
16 言葉や態度にしなければ、想いは伝わらない
17 子どもを変える「タイムマシン・クエスチョン」
18 差別する心は消せなくても、差別しない行動はできる
19 嘘も大切なコミュニケーションスキル
20 偽善者でいいんだ
21 ゲームに夢中なときだって、生きる道を見つけるチャンス
22 食べ物の好き嫌いがあったっていい
23 汚い言葉遣いから、「言葉がどう伝わるか」を考えさせる
24 友達が多いか少ないかは、たいした問題じゃない
25 「習いたがる子」をつくらないことが、子育ての本質
26 家庭学習の習慣は、子どもの時間を奪うだけ
27 特性に縛られすぎてはいけない
28 読み書きが苦手でも、活躍する道は必ずある
29 学べる場所は、学校だけじゃない
30 「読解力」より「伝える力」を磨こう
31 受験に失敗したときこそ淡々と過ごす
32 学校からの呼び出しは、子どもを「叱る」ためじゃない
33 約9割の子どもがいじめ加担者
34 いじめは客観的事実で解決に導く
35 本来、子どもは未熟なもの
36 遠慮なく学校、教育委員会と連絡を取ろう
37 全員が当事者になることで教育が変わる

【著者紹介】
工藤勇一 : 千代田区立麹町中学校長。1960年山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒業。山形県・東京都の公立中学校教員、東京都教育委員会、目黒区教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長等を経て、2014年から現職。公立中学校とは思えない数々の教育改革をおこなっているとして、各界から注目を集める。教育再生実行会議委員、経済産業省「未来の教室」とEdTech研究会委員、教育長・校長プラットフォーム発起人などの公職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    珍しく夫が先に手に取り、じっくり読んでいました。娘とともに色々と考えたり新しいことを学んだりしていますが、自分のやりたいことで社会に貢献しながら楽しく充実した人生を歩んでほしい、ということ以外はあまり要求はない私たち。先生やママ友・パパ友たちと悩みながら手取り足取り進んでいく段階で、同じように悩みつつも子どもたちの生きる力を信じる教育者たちの言葉に勇気づけられる思いです。さあ、まだまだこれから。

  • ムーミン

    来年度のスタートに向けて、学校をどう進化させるか。たくさんの不安や葛藤を続けてきたことに、「やっぱり間違っていない」」もっとやれることはある」と、勇気をもらえる一冊でした。やっぱり子どもたちの未来のことを、大人として誠実に考え、動きたいと思いました。

  • Naomi

    字が大きく読みやすい(^-^) 現役の先生が言われることとしては、ちょっと意外な内容もあるかも。“友だちは少なくても大丈夫”“大人の言葉の影響は大きい”共感する内容が多かった。子育てが楽になる人が増えるといいなぁ。

  • newman

    担任制を外して教師全員が生徒の担任としたこと、定期テストをやめたことは違うんじゃないかなと思いました。担任制を外すことでいろんな先生に相談できるようになるとも思いましたが、このクラスはこの先生が担当するということがあってもいいのではと思いました。定期テストは、習ったことを確実に記憶に留めるいい機会だと思うしそれをしなければ1年中ダラダラと勉強することになると思えるから。みんなが勉強大好きというわけではないと思うからでもあります。

  • ris3901

    一問一答式、子育て本。ベテラン教諭として、二児(男子)の父としてのアドバイス。 男児のゲームに悩まされている我が家には、叱ってやめさせるより、攻略にどんな工夫をしているのか、面白いところ、面白くする工夫等質問して考えを言語化させるという点が目から鱗でした。 あと、問題行動を将来いつ頃止めるのか尋ねる事で、自分の意志でやめさせる「タイムマシン・クエスチョン」もぶつけてみたいと思いました。 また、子どもに手をかけていない自信はあるので(笑)、ほっとした反面、叱った後のケアはもっとしなければとも思いました。

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