基本情報
内容詳細
漆による器の修理は、古くは縄文時代に始まり、やがて室町時代に「金継ぎ」として発展を遂げる。壊れた跡を「隠す」のではなく、逆に金銀粉で際立たせ、器の景色として愉しむ感性。それは、不完全なものにも美を見出す「侘び茶」の精神から結実された、日本人の美学といえる。
目次 : 序章 道具と材料を知る(金継ぎの道具/ 漆の種類/ 漆に混ぜる粉の種類/ 漆を配合する)/ 1章 金継ぎの基本(素地の見極めと前処理/ 割れ/ 欠け・ほつれ/ ひび・にゅう ほか)/ 2章 金継ぎの応用(形や素材に応じた繕い方/ 装飾のバリエーション)
【著者紹介】
工藤かおる : 1958年、東京生まれ。東京藝術大学工芸科大学院漆工芸専攻修了。在学中は漆芸家で蒔絵の重要無形文化財保持者である故・田口善国氏に漆工芸を学ぶ。卒業後は、木地をキャンバスに漆や金銀箔で描く「板絵」作品を制作、「館・游彩」など都内のギャラリーで板絵展を開催。創作活動の傍ら、女子美術大学や産経学園の金継ぎ教室で講師も務め、金継ぎ講師としては25年以上の実績を持つ。2000年からは、木漆工芸家の工藤茂喜とユニットを組み、木と漆を扱う工房、スタジオ温をスタート。スタジオ温では金継ぎを担当し、教室を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Koki Miyachi さん
読了日:2025/11/30
kaz さん
読了日:2022/09/23
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人物・団体紹介
工藤かおる
1958年、東京生まれ。東京藝術大学工芸科大学院漆工芸専攻修了。在学中は漆芸家で蒔絵の重要無形文化財保持者である故・田口善国氏に漆工芸を学ぶ。卒業後は、木地をキャンバスに漆や金銀箔で描く「板絵」作品を制作、「館・游彩」など都内のギャラリーで板絵展を開催。創作活動の傍ら、女子美術大学や産経学園の金継ぎ
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