中国の“憑きもの” 華南地方の蠱毒と呪術的伝承

川野明正

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894893016
ISBN 10 : 4894893010
フォーマット
出版社
発行年月
2005年02月
日本
追加情報
:
22cm,374p

内容詳細

本書は、これまで民間信仰としての内実が知られることの少なかった蠱毒など、呪術的内容をもつ霊物の伝承を取り上げ、中国における民俗社会の心性に光を当てる。

目次 : 1章 序論―蠱毒・運搬霊・鬼人・恋薬/ 2章 中国各民族の呪術的霊物の信仰伝承―民族集団別にみた種類と類型/ 3章 雲南省の五通神信仰―保山市隆陽区五郎廟と独脚五郎・五郎神の精怪伝承/ 4章 大理ペー族の「ピョ」にみる蠱毒伝承と信仰習俗/ 5章 蠱毒伝承論―呪術的霊物の言説にみる民俗的観念/ 6章 蠱毒・地羊・僕食―漢人の「走夷方」からみた西南非漢民族の民族表象(1)/ 7章 恋薬・鬼妻をめぐる恋愛呪術伝承―漢人の「走夷方」からみた西南非漢民族の民族表象(二)/ 8章 結論―概要と展望

【著者紹介】
川野明正 : 1967年、東京都生まれ。1992年、東洋大学文学部哲学科卒業。2000年、東京都立大学大学院人文科学研究科(中国文学専攻)博士課程単位取得退学。2002年、博士学位取得(文学)。東京都立大学助手を経て、東京理科大学理工学部教養・専任講師。中国民話の会世話人。専門分野は中国民俗学(民間信仰論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アカツキ さん

    中国華南地方の各種憑き物、蠱毒、変身の解説や著者が現地調査で収集した話。注釈にも面白い話があるので油断できない。特にペー族のピョの話が面白かった。他所から移ってきて裕福になった人々が憑き物の家と言われる場合が多く、友人付き合いができても婚姻は困難な模様。しかし、必要悪と見なされていて、憑き物の家があるから井戸の水は美味しいし、作物もよく育つという。

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