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新版 「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論 ちくま文庫

川端裕人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480440464
ISBN 10 : 4480440461
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan

Content Description

丹念な取材から最新科学が示す「色の見え方」の驚くべき多様性と、悩ましい検査の問題が明らかに。各紙誌で絶賛の書が新情報を加えて待望の文庫化!

【著者紹介】
川端裕人 : 1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。『我々はなぜ我々だけなのか―アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社、科学ジャーナリスト賞・講談社科学出版賞受賞)、小説に『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会、新田次郎文学賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takataka

    ★★★★★単行本刊行時から読もうと思っていたが機会を逃していた。文庫化されて読んでみた。まず20世紀の色覚検査については、小中高と受け、その度に嫌な思い、劣等感を味わされたことを思い出す。本書では色覚異常の検査の内容、検査の判定の妥当性、職業の制限等、歴史的経緯を踏まえ、中心的な存在である眼科医、学会での現状を鑑みながら問題点と改善への道筋を提言している。終章にあるゲノム検査、出世前検査、自閉スペクトラム症の問題は色覚異常の社会的立場に晒された人間にとって考えさせられる内容だった。

  • con

    色覚異常の当事者でもある著者が、人間の色覚およびその検査手法に関して調査した結果をまとめた内容。本書の中心は第6章で、色覚検査に広く使われている石原表に関する調査内容。石原表の精度評価が行われていないという点にまず驚く。さらに、全数検査した場合、陽性と診断された人の約半数は偽陽性であると推定されることが、あまり認識されてない点もふしぎである(ベイズ統計の基本的な計算)。また、第4章で述べられている色覚の多様性はすでに20世紀に明らかになっている内容だが、その認識が浸透してないのもふしぎである

  • shrzr

    色覚の多様性に対する理解と無理解。色を感じるということの底知れない不思議さ。好奇心を刺激する圧倒的な情報量。一気読み。

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