動物園にできること 「種の方舟」のゆくえ 文春文庫

川端裕人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167662035
ISBN 10 : 4167662035
フォーマット
出版社
発行年月
2006年03月
日本
追加情報
:
16cm,346p

内容詳細

動物園は絶滅危惧種を救えるか?大自然から切り離された動物たちは幸せなのか?動物園先進国アメリカでのルポルタージュを通じて、子供たちの夢をはぐくむ娯楽施設の裏に隠されたフィロソフィーを探る、新感覚フィールドワーク。日本に於ける最新事情を加筆した“動物園を知るためのバイブル”最新版。

目次 : 走りまわる子供たち/ アトランタの荒ぶるゴリラ/ 風景に浸し込め/ イッツ・ア・ジャングルワールド/ 動物たちの豊かな暮らし/ 幸せなクマさんを探して/ ゾウ使いの言い分/ 方舟の乗客たち―種の保存計画をめぐって/ カリフォルニアコンドルは野生復帰の夢を見るか?/ ハイテク・カウボーイたち/ 動物園を出よう!森へ行こう/ ライオンから学ぶこと/ 小さな町の動物園/ ブロンクス裁判/ ぼくらの動物園

【著者紹介】
川端裕人 : 1964年兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。東京大学卒業後、日本テレビに入社。科学技術庁、気象庁の担当記者を経て、97年に退社、フリーランスとなる。98年『夏のロケット』で第十五回サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • クナコ さん

    初読。動物園の存在意義と未来を真摯に考える著者のアメリカ取材ルポ。かなり濃い読書となった。主な取材年代が90年代後半とかなり古い内容だが、著者曰くの動物園の運営に関わらない非動物園人読者としては、ランドスケープ・イマージョンやエンリッチメントなどの、動物展示の専門世界のさわりの部分だけでも知れて良かったと思う。読後に思い出せば、つい最近見た動物園ドキュメンタリー番組でもエンリッチメントの一例が紹介されていたとわかった。これからは動物園・水族館の展示内外の取り組みやメッセージにも注目していきたい。

  • たまきら さん

    本棚整理。動物園を愛している私ですが、動物の異常行動などに胸が痛むことも確かです。この本は情報に満ちているうえ、未来に向けた展望があってうれしい。日本の動物園にももっともっとリードしていってほしいです。まずは登園して支えようっと。

  • yamakujira さん

    アメリカのいくつかの動物園を訪問した記録。と言ってもガイドブック的なものではなく、動物園の存在意義を問いながら、経営理念や飼育環境の実情と未来像を探っていく。動物園での飼育は動物虐待なのか、動物園の役割はどこにあるのか。飼育については「イマージョン」と「エンリッチメント」、役割については「種の保存」と「環境教育」がキーワードだね。現在では日本の動物園でも「行動展示」とか「ズーストック」とか努力は伝わるけれど、今後はさらに「楽しい」「かわいい」「珍しい」を超えた魅力の発信を期待したい。 (★★★☆☆)

  • shigoro さん

    動物らしく、ストレスのない生活をさせる「基本的動物権」。日本の動物園は確かに欧米より遅れているのかもしれない。人間本位で見ると、檻の方が近くに見れてうれしいんだけどね。動物からしたら、たまったもんじゃない。市営・県営の動物園経営は苦しそうだが、博士の専門の人を取り入れて、人間のためでなく、動物のための動物園を造っていかないといけない。

  • osakanachodai さん

    著者の川端さんは小説家としてお名前を知っていたが、この本を読んでジャーナリスト出身と知った。論理の展開がスムーズ、選ぶ言葉が適切で、読んでいて心地よい。相当な取材をもとに書かれたものであるにも関わらず、「ぼく」という一人称により、専門家ではなく一人の動物園ファンとして考えること、という著者の意思が感じられる。

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人物・団体紹介

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川端裕人

1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。『我々はなぜ我々だけなのか―アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社ブルーバックス。科学ジャーナリスト賞・講談社科学出版賞受賞)、小説に『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会。新田次郎文学賞受賞)など多数(本データはこの書

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