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伊豆の踊子 / 禽獣

Kawabata Yasunari

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041057025
ISBN 10 : 4041057027
Format
Books
Publisher
Release Date
June/1993
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • びす男

    「ほんとに、いい人ね。いい人はいいね」。言わずと知れた川端康成の名作を、久しぶりに読み返した。純真無垢な踊子の姿に、心が洗われる。顔を赤らめる表情、語彙が少ないからこそあっぴろげで瑞々しい言葉遣いなど、著者の筆致は少女の魅力をさまざまに切り取っている。わずか数日を共にしただけだが、踊子に主人公はいたく心を打たれたようだ。旅をすると、物事は三割増しくらい素晴らしく見えてくる。そんな旅行者特有の心理も働いているだろう。すぐれた旅行譚でもある。他の短篇では、意外にホラーや狂気を感じる作品が多いのが印象的だった。

  • キャプテン

    ★★★★☆_「旅フェア☀︎キャプさんぽ☀︎」第三弾。ーー感嘆。いったいどうして……まさかこんな……。川端康成の不朽の名作。知らない人はそんなにいないだろう。少しだけ卑屈になっていた青年が、伊豆に向けてひとり旅をゆく。旅路の途中で出会った旅芸人(現代イメージのそれとは乖離がある)の一人の踊子に心を洗われる。当然、影響を受けやすい俺も心を洗われる。最後の奥ゆかしさ、現代の日本では絶滅しかけているもの。青年の口調はかなり大人。まさか、まさか、まさかこの青年が若干20歳だなんて!もっとしっかりしますごめんなさい!

  • 佐島楓

    表題作ほか七編収録。踊子以外は未読の作品ばかりだったし、角川文庫版も初めて。表題作は記憶していたものより短く感じたが、情景が浮かぶ。「むすめごころ」といういびつで純粋な愛情の物語に驚いた。歪んだ愛のかたちをよく書かれる方だと思っていたが、これは川端康成本人の心の底を掬って出てきたものなのだろう。短時間で異世界へのトリップをしたような読後感だった。

  • A.T

    角川文庫編者の意図であろうが、川端康成のわかりにくさを凝縮したような短編集。夢や霊媒現象なのか、生死のはざまなのか… 判断つきかねる心理状態の「青い海〜」「慰霊歌」は、川端康成の意識の内へ内へと向かう危うさを感じる。ドラッグが当時存在していれば必ず手を出していたでしょうね。「驢馬に乗る〜」「むすめ〜」「父母」は歪んだ恋愛感情を抱く。この感情は一方で江戸川乱歩や横溝正史の隠微なミステリーへ昇華するが、川端康成はドロドロとあてのない人間関係の崩壊へ… その行き場のない状況を描く筆力が凄い。

  • ポルコ

    表題作の『伊豆の踊子』読了。明確な着地点がない作品を久しぶりに読んだ。「…うん。………うん?」と、読み終わって首をかしげる始末。行間を読むことができない人なので、いまいちよくわかりませんでした。かなり古い本を実家から借りて読んだので、旧字体やフォントの小ささ、薄さにも四苦八苦。昔の人はこれを普通に読めていたのだなぁと尊敬。これはまたいつか、年を重ねてから読んでみたら違う印象なのかな?

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