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ISBN 10 : 4794973845
Content Description
各地を巡る長旅を経て、聖地“伊勢”を発見し、今も生きる「祭」の基礎を築いた女性がいた―。知られざる皇女の物語をひもとき、伊勢神宮の神秘を明かす。
目次 : 第1章 倭姫宮創建100年を迎えて(伊勢の神宮のはじまり/ アマテラスが初めて宮中から外へ/ アマテラスの「御杖代」となった皇女/ ヤマトヒメもカミでありヒトだった/ 巡幸地―元伊勢と伝承地/ 五十鈴川の川上にご鎮座したアマテラス/ 市民の嘆願で倭姫宮が創建される)/ 第2章 ヤマトヒメの一代記『倭姫命世記』とは?(ご巡幸を記した古文献がある/ 『倭姫命世記』をひもとく/ 神話的世界から地上の伝承へ/ 神社の持つ聖地性?『倭姫命世記』で感じるもの/ 2千年前から伝わる生きた伝承/ お参りをして感じる「ツナガリ」/ ご巡幸の旅は一人ではなかった/ 元伊勢・伝承地の比定地)/ 第3章 元伊勢に残るヤマトヒメの伝承・文化(北・南・西を巡ったトヨスキイリヒメ/ 叔母から姪へバトンタッチ/ ヤマトヒメ ご巡幸へ出発/ 川が変われば文化も変わる真実の名を伝えるとは/ 神を祀る心の基本「元元本本」/ 優秀な適材適所のチーム力/ 米・鮎・各地の特産品を大神に/ 船、田舟、御船代石/ 霊水の湧き出る神社「天の眞名井」/ 荒ぶる神との対峙)/ 第4章 伝承地に生きるヤマトヒメの軌跡(櫛をなくした櫛田川と祓をした祓川/ 五大夫の船が遅れ、鹿の肉が流れてきて…/ 体感や感情がイキイキと描かれる/ 五十鈴川の川上―霊妙な地に/ ご鎮座後の旅 ヤマトヒメが定めたお供えのあわび―熨斗の起源/ ヤマトヒメが二度見した二見浦と堅塩/ 神御衣/ 内清浄・外清浄/ お別れ)/ 第5章 ヤマトヒメの旅を終えて(令和の今とヤマトヒメの「岩戸開き」/ 分断社会とツナグ力/ 繁栄のない発展/ 元元本本―心に灯りを灯す/ 相手を鎮めるには、自らの鎮まりも必要/ 伊勢神宮とSDGs/ 元伊勢巡礼の提案―ヤマトヒメに出会う旅)
【著者紹介】
川村一代 : 大阪府生まれ。神職、ライター、大学非常勤講師。『女性自身』(光文社)記者としてインタビューや読み物企画を担当。現在フリー。その傍ら、2007年より高知県の若一王子宮に籍を置き、神職・権禰宜を務める
櫻井治男 : 1949年京都府生まれ。皇學館大学名誉教授。専門は宗教学、神社祭祀研究。日本宗教学会評議員、NPO法人社叢学会理事長などを務める。2018年、第28回南方熊楠賞(人文の部)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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