スマホが学力を破壊する 集英社新書

川島隆太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210248
ISBN 10 : 4087210243
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

スマホを使用すると、偏差値が最大で10下がります。
下手をすると、脳発達に悪影響を与えている可能性もあります。
それでも、あなたは自分のお子さんにスマホを持たせますか?


2010年以降、急速に普及したスマートフォンは日本人の生活に深く浸透し、街中を歩けばスマホを使う人を見かけないことのほうが珍しくなった。しかし、その使用に付帯するリスク、とりわけ子どもたちによる長時間使用の危険性や、成績に及ぼされる影響についてはあまり知られていないのではないか。

本書は、仙台市の総計7万人を超える子どもたちを対象に、数年間にわたって行われた大規模調査の結果を基に、スマホやアプリの使用がもたらす影響を解明し、スマホ使用のリスクを正面から論じた衝撃のレポートであり、現代人、とりわけ全保護者必読の一冊である。

■主な内容
・スマホを4時間以上使用すると、2時間分の学習効果が消える
・自宅学習の減少や、睡眠不足が成績低下の原因ではない
・スマホを持つようになった生徒は成績が下がっていった
・スマホを使わなくなると成績が急回復した
・LINE等のメッセンジャーアプリが集中力に及ぼすの悪影響
・スマホ+テレビの「ながら行動」が、成績を一気に下げる
・使用アプリの数が多いほど学力が低下する
・使用を1日あたり1時間以内に制限できる子どもは4人にひとりだけ
・スマホの長時間使用は脳発達に悪影響を与えている可能性も

■目次
はじめに
第1章 スマホを使うだけで成績が下がる!?
第2章 睡眠不足が成績低下の原因か
第3章 スマホが先か、学力が先か
第4章 LINE等インスタントメッセンジャーの影響
第5章 テレビやゲームの影響
第6章 どれだけの生徒がスマホ等を長時間使用しているのか
第7章 勉強中のスマホ使用の実態
第8章 メディア・マルチタスキング
第9章 スマホが脳発達に悪影響を与えている?
第10章 スマホの依存度評価
終章 スマホにまつわる雑感
おわりに

■著者略歴
川島 隆太(かわしま りゅうた): 1959年千葉県生まれ。1989年医学博士(東北大学)。東北大学加齢医学研究所所長。全世界でシリーズ累計販売数3300万本を突破したニンテンドーDS用ソフト「脳トレ」シリーズの監修者。著書は累計600万部を突破した「脳を鍛える大人のドリル」シリーズをはじめ、『現代人のための脳鍛錬』(文春新書)、『さらば脳ブーム』(新潮新書)など多数。

【著者紹介】
川島隆太 : 1959年千葉県生まれ。1989年医学博士(東北大学)。東北大学加齢医学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Aya Murakami さん

    他館図書館本。 他の本で仙台市の学力追跡調査のことは知っていたのですが…、個人情報的にどうかと薄ぼんやり考えていたら、背番号つけて実行したのですね。貴重な情報をありがとうございます。 LINEの想像以上の破壊力とスマホの前頭前野の抑制能力に驚愕!勉強中にスマホゲームということで放置ゲーというのもありますね(放置することにゲームという存在意義があるのか疑っています)核兵器なみの人間破壊兵器にスマホをたとえていることには苦笑い。

  • ムーミン さん

    スマホそのものやスマホの使用が、人間の脳やその他諸々に及ぼす影響はもちろん懸念している。私としては、それ以上に、スマホの使用による行動様式の変容が、子育てや人間関係の構築、ものの受け止め方、考え方にけっしてよくない状況を生み出している状況を日々目の当たりにしながら、本当に今のままでいいのかと考えてしまいます。

  • おさむ さん

    脳トレで有名な川島先生の新著は、世間の風潮に真正面から異議を申し立てるものです。その主張を裏付けるのは仙台市内の中学生らを対象に行った追跡調査。確実にスマホが子供達の学力を蝕んでいることがわかります。やはり高校生まではスマホは持たせない方がいいかなあというのが私の結論です。たまたま自分の子供達もそうだったので、よかったなと思います。

  • TakaUP48 さん

    「脳トレ」で有名な川島先生の一冊。H25の仙台市内中学生2万2千人のデータ等を元に分析。1日4時間以上スマホをしている生徒は、家庭学習時間が2時間以上でも学力(テストの点数)が低い。スマホを全くしていない生徒より、1時間以内のスマホ利用者の方が点数が良い。他の教科も同じ傾向。文科省学力検査でも同様の結果。ITを使うと前頭前野は働かない!ギョ!この操作(投稿)もしかり。手書きで前頭前野は働く!マルチタスキングで注意分散となり認知能力が低下する。スマホは脳発達に悪影響を与えている!と警鐘を鳴らしている本。

  • mazda さん

    予想していましたが、スマホ使用時間と学力の低下は相関があるようです。LINEやテレビゲームも同様ですが、スマホを全く使わない層の学力が低いのも興味深いところです。一説によると、収入が少なくスマホが買えないということのようです。収入と学力に相関があることは、残酷ですが事実のようです。対面で話すと前頭前野が活性化されるけど、テレビ会議や電話では活性化されないそうです。IT化もこれと似たような感じだろうということは、容易に想像できます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

川島隆太

1959年千葉県に生まれる。1985年東北大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学助手、同専任講師を経て、同大学教授として高次脳機能の解明研究を行う。脳のどの部分にどのような機能があるのかを調べる研究の、日本における第一人者。宮城県蔵王

プロフィール詳細へ

物理・科学・医学 に関連する商品情報

  • 『さかなクンのギョギョッとサカナ★スター図鑑3』6月25日発売 さかなクンの大人気番組の書籍化。魚のさばき方からはく製作りまで、めざせさかなクン! 付録はさかなクン直筆お魚イラスト... |2024年04月09日 (火) 00:00
    『さかなクンのギョギョッとサカナ★スター図鑑3』6月25日発売
  • ノーベル賞2022 | 受賞者著作、関連本 今年の受賞者は10月3日(月)から10日(月)にかけて発表されます。生理学・医学賞、物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞... |2022年10月03日 (月) 18:30
    ノーベル賞2022 | 受賞者著作、関連本
  • BLSヘルスケアプロバイダーコースの本 病院の内外で実践できる,個人およびチームのBLSスキルを指導する『BLSヘルスケアプロバイダー受講者マニュアル』のほ... |2016年02月10日 (水) 16:45
    BLSヘルスケアプロバイダーコースの本
  • 神経学を学ぶ学生必携の書 画像検査から緩和ケアまで、最新の内容を盛り込み、神経学の教科書として時代に即した内容が自慢の『臨床神経内科学』。本改... |2016年02月10日 (水) 16:33
    神経学を学ぶ学生必携の書
  • 内科、外科1700疾患を1冊に凝縮 多くの病棟で常備され,看護師をはじめ,様々な医療従事者に利用されている『イヤーノート 2017 内科・外科編』。認定... |2016年02月10日 (水) 16:23
    内科、外科1700疾患を1冊に凝縮
  • 3種類から選べる『理科年表』 自然科学を全分野にわたって集約した「自然界の辞典」ともいえる『理科年表 平成28年』。通常版のほかに、文字が大きく読... |2016年01月13日 (水) 17:16
    3種類から選べる『理科年表』

おすすめの商品