合理的配慮 対話を開く、対話が拓く

川島聡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641174221
ISBN 10 : 4641174229
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;22

内容詳細

目次 : 第1部 合理的配慮とは何か(権利条約における合理的配慮/ 差別解消法と雇用促進法における合理的配慮/ 合理的配慮とポジティブ・アクション―合理的配慮になりうるもの、なりえないもの)/ 第2部 なぜ合理的配慮なのか(合理的配慮と能力評価/ 合理的配慮と経済合理性/ 合理的配慮と社会政策―コストの社会的分配の理由)/ 第3部 合理的配慮をどう広げるか(対象者の拡大可能性―合理的配慮を必要とするのは誰か/ 合理的配慮をめぐるジレンマ―アクセスとプライバシーの間/ 多様な差異を踏まえた合理的配慮―障害とジェンダー、セクシュアリティの交差性)

【著者紹介】
川島聡 : 岡山理科大学総合情報学部社会情報学科准教授

飯野由里子 : 東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター特任研究員

西倉実季 : 和歌山大学教育学部准教授

星加良司 : 東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • じゃがたろう さん

    抽象的でわかりにくい「合理的配慮」についての基本的事項の解説を試みている本。そして、最善の策が難しいときは次善の策を対話を通して考えていきましょうという強いメッセージ性も感じた。合理的配慮に関する過去の事例・判例も所々あり。企業における障害者雇用や合理的配慮の考え方もそれなりの比重を占めている印象。個人的には「合理的配慮の内容」(49〜53ページ)はよく扱われるので、チェックしておきたい。

  • hika さん

    合理的配慮について、実践に即したというより基本的な概念理念の整理からというところ。

  • くれは さん

    とりあえず拾い読み。障害者差別解消法により義務化された「合理的配慮」についての解説本。その理念を超意訳すると……これまでのバリアフリーは障害者一般の「マス」のニーズに応えるための「レディメイド」なバリアフリーであったが、それは障害者個々人の個別の困り事に配慮したものでは無かった。そしてそのような個別の困り事を救う「オーダーメイド」なバリアフリーは、個人の思いやりよって実現されてきた。しかしこれからはそのような「オーダーメイド」なバリアフリーも社会制度で実現していかねばならない。と言ったところだろうか。

  • tu-ta さん

    ずいぶん前に読み始めて、読み終えていないんだけど、メモを書くために登録、出版社(有斐閣)のこの本のサイトは http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641174221 岡部さんや浦崎さんが書評を書いてるとのこと。川島さんの自著を語るは http://www.yuhikaku.co.jp/static/shosai_mado/html/1703/12.html  読みかけで忘れてた。

  • ねむい さん

    他の方も書いているが、基本的な事がかかれているので何ともさらっと読めてしまう。そ新しい知見というものが少ないように個人的に思う。しかし基本的な部分は抑えられそうなので、合理的配慮について常に考えたい人にお勧め。

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