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怪談屋怪談 怖い話を知り尽くした18人が語る舞台裏と実体験

川奈まり子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784305710130
ISBN 10 : 4305710137
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一口に怪談と言っても、実話系から創作、能楽・講談・落語で語り継がれてきた古典怪談、ホラー小説やSF小説まで百花繚乱。
実話怪談を集めて発表する作家、動画や舞台で独自の語りを見せる怪談師、呪物や心霊写真の蒐集家、ホラー映像作品の監督や役者など、表現の形も様々です。

本書ではそれぞれの分野で活躍しているプロ18名に、自身も怪談作家である著者が取材。
怪談に魅せられたきっかけやその道の醍醐味、実際に経験した怖いエピソードなどを紹介します。
ふだんなかなか知ることのできない”舞台裏”とともに、とっておきの“怪談屋による実話怪談”をお届けします。

【目 次】
怪談屋の前口上「出た! 見た! 書いた!」

第一章語る
語らざれば憂いなし
1 ぁみ(怪談家)
2 牛抱せん夏(怪談師)
3 城谷 歩(怪談師)
4 村上ロック(怪談師)

第二章書く
丑三つ時の取材レポート
5 中山市朗(怪異蒐集家)
6 深津さくら(怪談師)
7 吉田悠軌(怪談・オカルト研究家)
    
第三章集める
妖しい贈り物
8 桜井館長(怪談図書館)
9 早瀬康広(都市伝説蒐集家)

第四章撮る
スタジオ奇談
10 鎌倉泰川(プログラムピクチャー系映像監督)
11 夏目大一朗(映画監督)

第五章占う
言霊と占い
12 島田秀平(怪談師)

第六章受け継ぐ
むじな、化け猫、四谷怪談。
13 一龍斎貞寿(講談師)
14 満茶乃(語り部)
15 柳家花ごめ(噺家)

第七章出る
人外魔鏡
16 津村聡子(能楽師)
17 まつむら眞弓(俳優)
18 北野 誠(タレント)

締め口上「幕引き」

【著者紹介】
川奈まり子 : 作家。東京都八王子市出身。ルポルタージュ的手法で怪異の体験者と場所を取材し、これまでに5000件以上の怪異体験談を蒐集。近年は怪談の語り手としても活動。怪談の著書多数。日本推理作家協会会員。怪異怪談研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モモ

    確かな怪談本。「怖い話を知り尽くした18人が語る舞台裏と実体験」怖い話が誠実に語られている感じが良い。京王線笹塚駅近くの牛窪。かつてこの地で牛裂きの刑が行われ、窪地だからついた名前だそう…。現代は事故多発地帯というのがまた怖すぎる。言霊の”言祝ぎの力”「お幸せに」など大切な人を言祝ぐと人間関係が円滑になり、己にも良いことがある。美しい言葉には良い循環を促す力があるという話になるほどと思う。島田秀平さんも他者の美点を話題にするそうで、好感を持つ。日本全国の怖い話があるので、近場の話もあり興味深い一冊でした。

  • mittsko

    面白い…!川奈さんによる怪談師インタビュー集かと勝手に思って買い求めたら、少しちがった 18人の「怪談屋」に取材し、皆さん各人が自ら体験した怪異を、川奈さんが聴き取り文章にしたもの 異色の実話怪談本であります 面白いです…(*´ω`*) ※ 皆さんのバイオデータが個々にまとめられているのは、ありがたい ※ 「村上ロック 幽霊の質問」、すごく好き、一番よく書けてると思う。「桜井館長 待ち合わせ」も好い。なんなの、この話。「一龍斎貞寿 父の帰宅」、文句なしに好い、いい話。

  • 入江大和

    世の中には怪談を生業にして(もちろんそれ以外にも皆さん、様々な職業にもついているけれど)いらっしゃる方が大勢いるんだなあ…いや、うっすらとは分かっていたけど。つまり、世の中には怖いお話が好きな人が大勢いるっていうことなんだなあ…いや、うっすらとは分かっていたけど。そして世の中には行っちゃいけない場所とか、やっちゃいけない決まり事とか、見ちゃいけないものが沢山あるんだなあ…いや、うっすらとは分かっていたけど!怖かった!

  • 苺猫

    作者が18人の怪談屋に取材して書かれた実話怪談短編集。18人のバックグラウンドも分かったりして、興味深く読んだ。作者自身の実話怪談もテーマごとにあって、どれも怖くて好み。冒頭の作者の実話怪談『語らざれば憂いなし』からして怖かった…川奈さん逞しくて凄い。城谷歩さんの『禁忌の始末』、中山市朗さんの『三柱鳥居迷界』、吉田悠軌さんの『ブードゥ人形の残滓』、早瀬康広さんの『呪詛の神棚』、夏目大一朗さんの『牛窪』、島田秀平さんの『須田神社の桜』、満茶乃さんの『尸童の琵琶』、津村聡子さんの『謡蹟巡りの道成寺』が好き。

  • qoop

    怪談師、怪談作家に取材し、その来し方から怪異との向き合い方を繙き、彼らの体験談を同じ怪談作家の著者が手掛ける構成。ルポルタージュ志向の著者らしさとエンタメ性の融合を新機軸で発揮した一冊と感じた。個人的に映像作家など守備範囲外の方も複数おり、新鮮に楽しめた。

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