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パリの国連で夢を食う。

川内有緒

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781612430
ISBN 10 : 4781612431
Format
Books
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界一のお役所の舞台裏は、驚きの連続だった!

らららー、わおー、パリの美しさにはしゃぎながら面接をうけ、
約2000倍の倍率を勝ち抜いて、私は国連に転職した。

そこには奇妙な慣行やユニークな職場文化が花開き、
国際色豊かなオフィスにはスーツ、民族衣装、パジャマ姿の人まで。
ガチガチの官僚機構とカオスな組織運営に、ビックリしながらも
愉快な同僚たちや、個性的な生き方をする友人たちに囲まれて、
パリの日々は楽しく過ぎていく。

けれど、ふとした瞬間に我に返る。国連でやりたかったことって何だっけ?
次第に自分の生き方に対する違和感が膨らんでいった。
大切なのは、生涯保障された安定か、それとも……。

新田次郎文学賞を受賞した川内有緒が、
パリと国連での5年半におよぶ自身の体験をユーモラスに描いた、
30代女性のライフストーリー。

推薦の言葉

◆「国連」には驚かされてばっかりだ。川内さん、教えてくれてありがとう。ーー北尾トロ(作家)

◆グローバルな感性が光る、清新なノンフィクション。自由を生き、勝ち取るとは、こういうことなのだ。ーー岩城けい(作家)

◆読むと視野がパーン! と広がり、胸の奥まで酸素を吸ったような気持ちになる。
仕事や生活にくすぶり、酸欠気味の人は、ぜひご一読を。ーー高野秀行(作家)

【著者紹介】
川内有緒 : 東京都出身。日本大学芸術学部卒業後、アメリカ・ジョージタウン大学にて修士号を取得。コンサルティング会社やシンクタンクに勤務し、中南米社会の研究にいそしむ。その合間に南米やアジアの少数民族や辺境の地への旅の記録を、雑誌や機内誌に発表。2004年からフランス・パリの国連機関に5年半勤務したあと、フリーランスに。現在は東京を拠点に、面白い人やモノを探して旅を続ける。書籍、コラムやルポを書くかたわら、アートや音楽イベントの企画にも関わり、自身でもアートスペース「山小屋」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    パリの国連機関(ユネスコ)に正規職員として採用された日本人女性の体験記。インターネットの公募で空席ポストに応募したことに始まる。それまでの実務は、アメリカのコンサルティング会社と日本のシンクタンクでの勤務。そこから国連組織で働く夢をたぐり寄せ、パリでの5年半に及ぶ生活をスタートさせる。住居探しに始まり、国連本部のオフィスワーク、パリの都市生活とパートナーとなる男性との出会い、ソルボンヌ大学の大学院生向けの「開発プロジェクトの事後評価」の授業を担当する話も出てくる。→

  • to boy

    これは下手な小説なんかよりも遙かに面白い。著者の前向きな性格が素敵です。ここまでくるには死ぬような努力があったようですが、そんなこと詳しく書かないでさらりと流しているところも良い。国連の中から見てみると不都合なことがいっぱいあって、自分の稼いだお金じゃない予算を使う組織ってひどいなぁと思いました。 そして欧州の社会の人種の多さにも驚き。パスポートを複数持つのが当たり前って、日本じゃ思いもしないことだらけ。人に勧めたい一冊です。

  • よと

    著者に国連の面接通知が通りパリで働くことになったことから始まります。ワールド単位となると物事が決まるまでの時間が長いことに驚きます。エントリーから面接まで2年!話の後半はパリでのいろいろな出来事が詰め込まれ過ぎてて1つ1つの話がぼんやりしてしまっていたように感じてしまい勿体なかった感がありました。国連で働くまでのところが一番ワクワクしたかも。

  • 宇宙猫

    ★★★★ 国連で働いた5年をつづった本。国連で働く人たちを垣間見れておもしろい。 著者のパワーはすごいし、努力を努力とも思わないモーレツさに憧れる。こういう人には本部での事務仕事はつまらないかもしれない。でも、リサイクルとか改革ができないというのも日本が進んでいるからだと思う。国連加盟国の中でも環境に配慮して暗いオフィスで仕事をする国なんて日本くらいじゃないんだろうか。世界中の国に日本の努力を知ってもらいたい。

  • kan

    国連のコテコテのお役所体制と想像以上の寛容さと、スタッフの多様な価値観や振る舞いの組み合わせが抜群に面白い。多様だからこそ、保守的な構造が必要な面もあるのだろう。UNESCOパリ本部でのドタバタお仕事エッセイだが、同時に、自分の人生を生きる自由と内なる声を聴く大切さを教えてくれる。転職の経緯には共感した。ゆっくりと水がしみ出し、流れとなり、心の奥深くに堆積した小石が転がり出す感覚。筆者にとっての小石は、現場に根ざして書きたいという思いだ。私自身も小石が転がってしまい近々新生活が始まるのでとても励まされた。

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