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ISBN 10 : 4830949848
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EUは2016年に深刻な危機を迎えた。たびたびの危機を乗り越えて統合を強めてきたEUだが、英国のEU離脱(ブレグジット)と、それを生み出した要因への対応の、どこに問題があったのだろうか。ブレグジットで顕在化した反EU運動の中で露呈したEU危機の経済要因だけでなく、社会的要因も分析。その上で、今後のEUのめざすべき道を探る。
目次 : EU経済統合の深化と進化―EUは何をもたらし、何をもたらさなかったのか/ 第1部 経済通貨同盟の問題点と課題(EU財政ガバナンスの問題と新たな展開―緊縮財政は何をもたらし、何をもたらさなかったのか/ ECBの金融政策と企業の資金調達―金融政策は成長の基盤となりえたのか/ ECBの非標準的金融政策の効果と副作用―量的緩和政策は実体経済にどのような効果をもたらしたのか ほか)/ 第2部 社会的欧州の現実と課題(社会的欧州の理念と現実―社会的欧州は存在しているのか/ 社会的排除と社会的包摂―欧州社会政策は社会的包摂を推進できたのか/ 単一市場と労働問題―社会的規制は単一市場の発展に役立つのか ほか)/ 第3部 反EU・反移民勢力の台頭とBrexit後の欧州統合の課題(フランスの極右、国民戦線―ポピュリズムはなぜ支持を拡大するのか/ EUの移民アジェンダの理想と現実―EUは難民を受け入れられるのか/ イギリスの移民政策とBrexitの選択―なぜイギリスはEU離脱を選択したのか ほか)
【著者紹介】
嶋田巧 : 同志社大学元教授。同志社大学商学部嘱託講師。1980年同志社大学大学院商学研究科博士後期課程中途退学
高屋定美 : 関西大学商学部教授。1991年神戸大学大学院経済学研究科後期課程単位取得退学、博士(経済学)
棚池康信 : 近畿大学元教授。1974年関西学院大学大学院経済学研究科後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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