安井かずみがいた時代

島崎今日子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087714876
ISBN 10 : 408771487X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
381p;20

内容詳細

「わたしの城下町」「危険なふたり」「よろしく哀愁」etc.今も歌い継がれる名曲の数々を世に送り出した作詞家・安井かずみ。御茶ノ水の文化学院在学中に訳詞家としてデビュー後、作詞を手がけるようになり、65年「おしゃべりな真珠」で日本レコード大賞作詞賞を受賞するなど、超売れっ子の作詞家として活躍した安井は、77年にミュージシャンの加藤和彦と結婚。それまでの華やかでスキャンダラスな生活から一転して家庭に入り、マスコミから理想のカップルと称揚される。癌で亡くなるまでの55年の生涯を、二つの人生を生きたかに見える安井かずみの人生は、戦後からバブル崩壊までの日本を体現したとも言えるのではないか? 前半生と後半生のどちらが本当の安井だったのか? 安井は加藤を支配していたのか、支配されていたのか? 20名を越える関係者の証言から浮かび上がる伝説の人の素顔に、気鋭のノンフィクション・ライター島ア今日子が迫る!


【著者紹介】
島崎今日子 : 1954年11月、京都府生まれ。ジャーナリスト。ジェンダーをテーマに、ジャンルを超えた幅広い分野で執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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加藤和彦との関係、夫婦でしかわからないこ...

投稿日:2021/04/11 (日)

加藤和彦との関係、夫婦でしかわからないことが多いと思いますが周辺取材を丁寧に行い真相に迫るドキュメントが凄い。ミステリーを読んでるみたいでした。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • どんぐり さん

    1970年代の音楽界を席捲した安井かずみは訳詞家、作詞家として生涯に4千曲もの歌を遺し、1994年3月17日、肺がんで永眠。最期を看取った夫の加藤和彦は2009年10月、軽井沢にて自死している。本の構成は、林真理子、平尾昌晃、コシノジュンコ、ムッシュかまやつ、大宅映子、玉村豊男、吉田拓郎ら20人余りがZUZUの愛称をもつ安井かずみとの交流を証言としてまとめたもの。その人物評が、みな一様ではない。彼らに共通するのは、「新しい文化を発信させて人を魅了するパワーと才能」を持った人である。著者が安井かずみは

  • Lara さん

    安井かずみという名前は聞いたことがありましたが、一回り以上年配でした。無論面識もありませんが、一時期は同じ時代を生き、又芸能界、音楽界におられたことで、見聞きしていました。何だか「つっぱった」ような印象を受け、ファッションとか、流行の最先端を行く、恰好良い女性と思っていました。沢山の友人、知人の「安井かずみ」評が、彼女のいろいろを浮き彫りにしてくれて、楽しく読ませていただきました。

  • barabara さん

    当時の日本のセレブリティの逸話でよく噂される安井かずみと加藤和彦夫妻。カリスマ性があって、センスがあって、意地悪なところがまるでなくて、贅沢で、庶民には想像もつかない豪奢な散財を1960年代からフル全開でやっていた人。妻が亡くなってからの加藤和彦のあっと言う間の再婚について、この本にでてくる殆どの人が悪く貶しているのには驚いた。加藤和彦も、伊丹十三や景山民夫も、お洒落でスノッブで文化人として憧れられていた人々が結局自死してしまうという幻のような人生…。

  • がいむ さん

    おもしろかった。インタビューと資料とで時間をかけた検証。安井かずみは世代が少し上のせいか実はあまり印象がなかった。アーティスト同士のワーキングカップル(夫は加藤和彦)としてある時代の女性たちのあこがれ、ロールモデルだったのですね。華やかで自由な人のいろんな一面。後半に行くにつれ、人生の後半(55才は早すぎる!)に接点があった人や身近な人たちのインタビューになり哀しくなってくる。吉田拓郎の親しいからこその率直なことばがよかった。

  • ぐうぐう さん

    1960年代半ば、作詞家として鮮烈に登場した安井かずみは、サンローランを着こなし、オープンカーを自ら運転、六本木の「キャンティ」で著名人と華やかに交流を深め、隣町に行くような感覚でパリに姿を現わす。そんな安井は、当時の女性達にとってのロールモデルとなった。しかし、加藤和彦との結婚を機に、安井のスタイルは一変する。家庭に入った安井の、加藤との結婚生活は、それでも女性の憧れとして映る。島崎今日子は、安井とゆかりのあった人物達にインタビューし、安井かずみという女性の実像に迫っていく。(つづく)

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