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ISBN 10 : 4791767861
Content Description
国家は幻想、時間も幻想、愛と性、自我も幻想―、すべては幻想とする「唯幻論」。母子問題・人間関係から、国家権力構造そして近隣外交まで、日本が直面する難題に、快刀乱麻の切れ味で明快に迫る。
目次 : 1(敗兵たちの亡霊/ 原発と皇軍/ 歴史のなかの原子力発電/ 日韓関係の問題/ 日韓関係に関する疑問/ 戦後は終らない/ 中国のナショナリズム/ 日本人はなぜ西郷びいきか/ 聖俗分離と和魂洋才/ ジョン・ダワー『忘却のしかた、記憶のしかた』/ 皇室の適応能力/ 二つの自己に引き裂かれた日本)/ 2(唯幻論始末記/ 唯幻論批判に対する反批判/ 唯幻論の背景/ フロイト理論とは何か/ 動物行動学と精神分析)/ 3(通じ合わない心/ 自分に嘘をつかない/ 足を引っ張りたい心―嫉妬、この厄介なもの/ 談志師匠と精神分析/ 草食系男子について/ わたしの太宰治/ 人生に意味はあるか―アンケート/ 私の丸中丸高時代/ ものぐさ老人日記/ わたしの死亡記事)
【著者紹介】
岸田秀 : 1933年、香川県生まれ。精神分析者。1956年、早稲田大学文学部心理学科卒業、59年、同大学大学院修士課程修了。和光大学人間関係学部教授を経て、2004年、和光大学を定年退職。「人間は本能が壊れた動物」であり、幻想・物語に従って行動しているという「唯幻論」をもとに、文化・社会・歴史など幅広い分野を考察(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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