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ISBN 10 : 4022617659
Content Description
一神教は、己の価値観や正義を死守しようと異文化を攻撃する。現代に必要なのは、他者を認め、共存する多神教的姿勢だ―。唯幻論を基に社会や文化を考察する著者が、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の歴史に潜むトラウマを探り、今も紛争を生み続けるその理由を解き明かす。
目次 : 第1章 一神教は特異な宗教である/ 第2章 自我は宗教を必要とするか?/ 第3章 なぜ多神教は一神教に負けるか?/ 第4章 科学も一神教か?/ 第5章 正義はなぜ復讐するか?/ 第6章 一神教は戦争の宗教か?/ 第7章 イスラムはなぜ聖俗分離できなかったか?
【著者紹介】
岸田秀 : 1933年香川県善通寺市生まれ。精神分析の立場に立つ思想家。人間は本能が壊れて、現実を見失い、幻想の世界に迷い込んだ変な動物であるとの唯幻論に基づいて、自我、神経症、セックス、宗教、歴史、国家、文化など、人間に関するさまざまな現象を解明しようとしている
三浦雅士 : 1946年青森県弘前市生まれ。評論家、月刊「ダンスマガジン」顧問。「ユリイカ」「現代思想」、月刊「ダンスマガジン」、思想誌「大航海」などの編集長をつとめる。95年に『身体の零度』で読売文学賞、2002年に『青春の終焉』で伊藤整文学賞、また12年に『出生の秘密』『漱石』『人生という作品』などを対象に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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