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ISBN 10 : 4866001348
Content Description
室町時代が終焉して江戸時代になる動乱の世に生きた数多の武将たち。関ヶ原の戦いでついに家康が勝ち名乗りをあげる。天下人となった家康は、戦いのない天下泰平の国、共存共栄の世界づくりに邁進する。
これまで、徳川家康をめぐる多くの著作が、関ヶ原の戦いまでの、織田信長・豊臣秀吉と続く、戦国の日本を統一へと導く「武将としての姿」、数々の戦いの場面を描いているが、武将としての家康はそこで終わる。そこから「政治家としての家康」が始まるが、それらはほとんど触れられてこなかった。本書は、家康の国内の秩序の安定策、スペイン・オランダ・ポルトガル・イギリスとの貿易を機軸にした交渉、キリスト教対策、等々を丁寧に調べ上げ、この世に泰平を開こうとする人間家康の矜持に迫ります。
【著者紹介】
岸本(下尾)静江 : 習志野市出身。東京外国語大学スペイン科卒。NHK国際局ヨーロッパ・中南米向けスペイン語放送に従事。時事通信社国際部中南米向けニュース翻訳・送信班勤務。1980〜1982年、夫の陶芸家、岸本恭一がJICA(国際協力事業団)専門家として「トルーカ陶磁器学校」設立の際通訳として同行、家族と共にメキシコ在住。文学グループ「槇の会」同人。市原市主催「更級日記千年紀文学賞」選考委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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