Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 水色系

  読了日：2025/11/22

  楽しみにしてた岸政彦さんの新書！ご自身が取り組んできた生活史の聞き取りの方法、考え方について一冊にまとめたのが本書。他者に対して誠実であるからこそ語りが生まれるのだろう。人ひとりの人生の語りを受け止めようとするとその熱量は膨大というのでは足りないほど膨大で、時間をとって一気に集中して聞こうとすると、充実は相当なもので、同時に負荷も半端ではないだろう。かっこいい。岸さんはほんとうにかっこいい。

• バーニング

  読了日：2025/11/21

  流し読み。方法論の部分は有斐閣ストゥディア『質的社会調査の方法』と重なる点が多いので、方法論に関心がある人はどちらか一方を読めば事足りるだろう。新書らしいのは方法論について語る際に著者の自伝やエッセイ的な要素を盛り込みつつ、上原健太郎や上間陽子といった旧知の共同研究者たちとどのような調査を行なってきたかの紹介がある点である。ストゥディアのような教科書ではこうした「余談」は省かれがちだが、余談こそ読みたいという読者なら手にとって良い一冊になっている。

• sk

  読了日：2025/11/30

  生活史の実践についてわかりやすく。

• 古墳くん

  読了日：2025/11/25

  生活史という作品の作り方もだけど、人と人との接し方について深く考えさせられる

• おっきぃ

  読了日：2025/11/22

  岸先生の待望の生活史の聞き取りの本。具体的なノウハウの本かと思いきや、人に生活史を聞くということがどこまでも社会的な行為であり、どれだけたくさんのことを考えなければならないのか、そこにマニュアルなんて無くてその考え方が記され、後は個々で考えるしかない。そのことに真剣に誠実に向き合ってきたことが、岸先生の本当に尊敬すべきところだと思う。とりあえずはこの本を片手に両親の生活史の聞き取りをしたい

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