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徹底検証 教育勅語と日本社会 いま、歴史から考える

岩波書店編集部

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000612333
ISBN 10 : 4000612336
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ、折々に甦るのか?戦後日本社会では否定されたはずが、擁護・肯定論が絶えないその背景と社会への影響を、研究者、ジャーナリストら、多彩な論者が検証する。

目次 : 1 歴史のなかの教育勅語(教育勅語の構造/ 「国家神道」と教育勅語―その狭間にあるもの)/ 2 教育勅語から考える(教育勅語肯定論の戦後史―敗戦直後の擁護論から森友学園事件まで/ 「口“誤”訳」される教育勅語―戦後の教育勅語受容史/ 「おことば」と教育勅語 ほか)/ 3 鼎談教育勅語が照射する現代の社会と教育(なぜ今、教育勅語?/ 日本会議のめざすもの/ 「暗唱とイデオロギーは無関係」か ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kenitirokikuti

    教育勅語のあともな注解ってあんまりなくて、手元にあるのは『天皇と日本の近代〈下〉「教育勅語」の思想』(講談社現代新書)。例の天壌無窮の神勅とかを〈中外に〉示すのヤバくない?ってところ、1944年の解釈でワールドワイドって意味にしちゃったそうで、あいたたた、という感じ▲教育勅語の口語文訳が適当でいい加減な代物だってことも再認識した。まさに森友学園みたくゴロっぽいあれだ

  • SK

    373*教育勅語の本文を読み込んだり、流布している現代語訳の誤訳を指摘したり。教育勅語の問題点を考えるのには、この一冊!

  • めっかち

     齋藤公太「『国家神道』と教育勅語 その狭間にあるもの」を読みたく手に取る。いや、率直に言って、岩波とは思えないくらい実証主義的でイデオロギー色のない歴史叙述に感心させられた。ただ、あとは読む価値なさそう。高橋陽一(方々で教育勅語の悪口言ってる人)、辻田真佐憲(軍歌好きな左派論客)、長谷川亮一(比較的若いのに左派の学者)、原武史(『大正天皇』は名著だが左派の歴史学者)、井戸まさえ(立民所属の政治家)、斎藤貴男(9条の会の人)、寺脇研(ゆとり教育推進者)、青木理(日本会議陰謀論者)……何をか言わんや。

  • 入江・ろばーと

    教育勅語の批判の中でよくその徳目批判として「両親を愛したくない子どもだっている」とか「仲良くない兄弟だっている」とかよく突っ込み≠ェ入るけど本当にナンセンス。それって道徳なんてどうでもいいって言ってるのと変わらないからな。

  • Ise Tsuyoshi

    本書にも引用されている通り、「教育勅語は明治憲法を思想的背景といたしておるものでありますから、その基調において新憲法の精神に合致しがたいものであることは明らか」(1948年衆院での文部大臣答弁)なのだが、いいところもあるなどという主張は後を絶たない。本書は教育勅語の構造から肯定論の類型、教育勅語を広めるための口“誤”訳など、教育勅語にまつわる言説を概観できる。「教育勅語肯定論はたしかにずさんかもしれないが、だからといって侮って野放しにしていいわけではない」(p.72)という問題意識を共有できる方にお勧め。

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