Books

キャラがリアルになるとき 2次元、2・5次元、そのさきのキャラクター論

岩下朋世

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791772889
ISBN 10 : 4791772881
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan

Content Description

『きのう何食べた?』『寄生獣』『課長島耕作』から、ミュージカル『テニスの王子様』『仮面ライダー電王』『ヒプノシスマイク』まで…次元と世界をつなぐ、キャラクター論の新地平。

目次 : 1 マンガのなかの「人間」たち(キャラクターを享受すること/ キャラクターと囲む食卓―グルメマンガの実用性とリアリティ/ “まなざし”の行方―『雨無村役場産業課兼観光係』試論/ 「世界」の描き分け、キャラクターの対話―描画スタイルの併用について/ “ぽっちゃりヒロイン”は伊達じゃない―『BUYUDEN』にみる『少年サンデー』スポーツマンガの系譜 ほか)/ 2 「リアル」に乗り出すキャラクターたち(誰が「変身」しているのか?―「特異点」としての『仮面ライダー電王』/ 2次元と2・5次元の『テニスの王子様』―キャラクターの成長、キャラクターへの成長/ 「マンガの実写化」と「マンガから生まれた映画」―マンガ原作映画についての覚え書き/ マンガと2・5次元―『弱虫ペダル』におけるキャラクター生成のメカニズム/ 「リアル」になる―キャラクターとしてのラッパー ほか)

【著者紹介】
岩下朋世 : 1978年、鹿児島県生まれ。専門はマンガ研究・メディア論。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。現在、相模女子大学学芸学部メディア情報学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • rou

    私達が様々な媒体で目にする2次元、2.5次元のキャラクターとマンガ論についての評論。ヒップホップとキャラクターの重要性に関する項目が目をひきました。 ヒップホップにおけるキャラ立ての必要性がなじみのない自分にもわかりやすく、ラッパー自身のキャラクターがないと成立しないジャンルなのだということが理解できました。また、キャラクターはそれを受容する側のイメージからも形作られる物であり、双方向性の関係なのだと感じました。

  • Jesus@メモ魔

    自分の好きな弱虫ペダルとヒプマイがでできた

  • ehaururu

    マンガに顕著なように、キャラクターとはそもそも複数の違う絵柄で描かれるのに、なぜかそれらを同じひとつのキャラクターであると思い込んでしまう錯覚にほかならない。その論理でいくと、マンガの実写映画や2.5次元演劇における役者も、たとえ三次元であろうが、ただ図像が違うだけで、二次元と同じひとつのキャラクターの現れであると考えることができる。本書の面白さはテーゼにとどまらない作品批評にある。例えば『テニミュ』の観客は、物語内キャラクターの成長と、若手役者の成長とが、舞台上で重なり合っていくさまを見るのだという。

  • 座布団カバー

    公式との解釈違い、という事象からキャラとは何かを探る、「キャラクターはどこにいる」という節が再読したいくらい腑に落ちる説明だった。

  • ひじき

    雑誌などに寄稿された論考をベースに、マンガにおけるキャラ/キャラクター、いわゆる2.5次元ミュージカル、ラッパーなどもキャラクターとして読み解く。漫画で登場人物がどこを向き、何を見せる/見せないか、どういうスタイルで描くか、それで何を表したいか…は作家も意識してるだろうけど、意識以上に絵はものを言うのかも。線の質の変化とか。テニミュや日本語ラップは周りに好きな人もいなくて遠かったけど、ラッパーについての考察は面白かった。人が生きた道筋が生き様であるはずだけど、ラップにしてしまうと逆転したみたいになるのか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items