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戦争、災害、病、そして死。歌人が痛ましい現実を詠み続けるのは何故か。
いつの時代も、社会や国家は人が「悲しみ」を引きずり過ぎることに否定的だ。しかし万葉の時代から現在に至るまで、多くの「悲しみ」が詠われてきた。市井の人々の短歌とは、忘却への抵抗でははなったか? 現代短歌と万葉集の接点を探る短歌評論集。
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