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紫禁城の栄光 明・清全史

岡田英弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061597846
ISBN 10 : 4061597841
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

偉容を誇る中華皇帝の王城=紫禁城は、モンゴル人が建設し、満洲人が遺したものである。遊牧帝国と農耕帝国の合体が生み出した巨大な多民族国家・中国。漢人たちが漢文化を育んだ二大河の流域「シナ」は、満洲・モンゴル・チベット・新疆の周辺をどのように統一したのか?十四世紀後半の元の北帰と明の興起から、清の落日が始まる十九世紀初頭まで、アジア激動の四五〇年を描く。

目次 : 中国とシナ/ 乞食から皇帝へ/ 北京の紫禁城/ 元朝はほろびず/ 大ハーンと大ラマ/ 日本国王/ 大元伝国の璽/ 北京の四十日/ 国姓爺合戦/ 康煕大帝/ 草原の英雄/ ポタラの宮殿/ 大義覚迷録/ 十全老人/ 揚州の画舫/ 紫禁城の夕陽

【著者紹介】
岡田英弘 : 1931年生まれ。1953年東京大学文学部卒業。1957年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。1966年東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教授就任、73年同教授、93年定年退職。現在東京外国語大学名誉教授、東洋文庫研究員

神田信夫 : 1921‐2003年。1943年東京大学文学部卒業。1957年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。東京大学文学部助手を経て、1949年明治大学文学部助教授就任、56年同教授。92年定年退職、明治大学名誉教授、東方学会会長、東洋文庫研究員

松村潤 : 1924年生まれ。1953年東京大学文学部卒業。1957年『満文老档』の研究で日本学士院賞受賞。1962年日本大学助教授就任、70年同教授、94年定年退職。現在日本大学名誉教授、東洋文庫研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coolflat

    副題に『明・清全史』と書いてあるが、むしろ元朝滅亡後の北方遊牧民族の歴史(北元〜オイラト〜ジュンガル)の記述の方が面白い。普通、教科書では、元朝は1368年、大都(北京)が明軍に占領された時に滅びたことになっているが、実は元朝は滅亡したわけではない。元朝はこれから20年間の長きにわたってモンゴル高原に本拠をかまえ、東方は満州を通じて高麗とつながり、西方は青海、チベットをへてモンゴル勢力と連絡をとって、建国早々の明朝を三方から脅かす態勢を保っていた。これを北元(1388年ブイル・ノールの戦いで滅亡)という。

  • sibasiba

    元帝国滅亡後のモンゴルが興味深い。オイラットやジューンガルの響きからしてワクワクする。チベットの歴史とダライ・ラマの誕生の経緯も興味深かった。白蓮教や考証学と気になるポイントもあったので今後調べてみよう。

  • タイトル的には清が主体だが、遊牧民と農耕民の関係性を古代から綴っており、元〜清までの通史的な形になっている。古代において遊牧民と農耕民の交流が騎馬や武具の発達を促し、北方政権の南方への優位性に繋がるのは興味深い。また明が皇帝独裁制を敷いたのは存じていたが、使いこなせたのが実質洪武帝のみというのも盲点だった。それを補う内閣大学士や宦官が力を持って無能皇帝が多くとも300年近く持ったのはある意味洪武帝の制度の作りの力量か。清も面白いが後半が駆け足だったのが残念。ただ筆致に栄光の跡の黄昏を感じた。

  • 中島直人

    元から清までを、いくつかのエピソードを通じて俯瞰的に見ることができる。なので面白おかしく読むことが出来たが、分析は浅く、知的満足感は得られない。

  • なつきネコ@吠えてます

    とりあえず元からの流れを立場から見る資料だな。たしかに明は元のような大きな国家になりたかったとか、元は滅びずにしぶとい。まぁ、個人的には流れが淡々としすぎてツライ。なんとか、万暦帝から清建国までの流れがしっくりきた。崇視帝の最後は本当に見ていて滅びのせつなさを語り泣けてくるな。その分、成功の鮮やかさは誇らしく思える。

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