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岡田英弘著作集 1

岡田英弘

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894349186
ISBN 10 : 4894349183
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan

Content Description

アカデミズムの壁を打ち破り、各国史をのり超え、前人未踏の「世界史」の地平を切り拓いた歴史家の集大成!

目次 : 第1部 歴史とは何か、民族とは何か(歴史とは何か/ 民族とは何か ほか)/ 第2部 歴史の定義と国民国家(あらためて歴史を定義する/ シナ文明における歴史 ほか)/ 第3部 歴史観の葛藤(「歴史を持たない文明」同士の衝突―「反省しない」イスラムと、「負けを考えない」アメリカ/ 「西欧vs非西欧」の歴史観の源流 ほか)/ 第4部 発言集(歴史の捉え方/ 口頭伝承は歴史たりうるか ほか)/ 第5部 わが足跡(私の学者人生/ ボンの二年間―一九六三年十月〜一九六五年七月 ほか)

【著者紹介】
岡田英弘 : 1931年東京生。歴史学者。シナ史、モンゴル史、満州史、日本古代史と幅広く研究し、全く独自に「世界史」を打ち立てる。東京外国語大学名誉教授。東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年『満文老档』の共同研究により、史上最年少の26歳で日本学士院賞を受賞。アメリカ、西ドイツに留学後、ワシントン大学客員教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マッピー

    お堅い本だけに読むのに難儀しましたが、目からうろこが何枚も落ちました。お堅い本に大興奮するなんて、初めてかもしれません。「史料がみんな正しいとは限らない。間違った史料だけ伝わっている可能性は非常に大きい」歴史を持たないということは、刹那的であり、使い捨てであり、学習しないということ。今のイスラム対アメリカの戦いがまさにそう。”「反省しない」イスラムと、「負けを考えない」アメリカ”今まで考えもしなかった切り口の歴史がこの本にはありました。

  • ピオリーヌ

    オリジナルの歴史というのはヘロドトスにはじまる地中海世界と、司馬遷にはじまるシナ世界の二つしかなく、その他の歴史は模倣または対立である。十三世紀のモンゴル帝国から真の世界史が始まる。等明快な論旨には胸をすく思いがする。古代日本についても『倭国の時代』にあるように、魏志倭人伝成立の事情をシナ側の政治闘争から解明し、邪馬台国の方位や人口が史実でない理由を明らかにした。また日本天皇と日本国の誕生を白村江の戦いの大敗による衝撃からのもので、668年であることを立証したという。『倭国の時代』も読んでみたい。

  • futabakouji2

    歴史とは何か?その通りの内容である。作者の公演、発言、作品から歴史を語る。国民国家が昔からあるわけではなく、国民の概念が導入されたのはナポレオンが連戦連勝したことを理由に挙げている。おまけに国史とはその国にとって都合の良いことを書く。そして編集者もその人にとって得なことを書くから史料は本当とは限らないとも。 歴史を書くなら、事実を並び立てるだけでなく史料を素材にして物語を作らないといけない。しかし、ヨーロッパ、中国、日本、それぞれが納得できる歴史記述を書くのは至難の技であることを知った。

  • めっかち

     歴史とは、人間の住む世界を、時間と空間の両方の軸に沿って、それも一個人が直接体験できる範囲を超えた尺度で、把握し、解釈し、理解し、説明し、叙述する営みのことである──これほど歴史の本質を言い当てた学者を私は知らない。要するに、歴史は文化の所産であり、自然に存在するものではないという話。E・H・カーの『歴史とは何か』の方が有名だが、私には岡田英弘の方が数段上に思う。あとは国民国家論も面白いね。これ、歴史を学ぶ人間は全員読むべきだと思う。

  • Hiroki Nishizumi

    とても興味深く読めた。歴史に対しての認識に変化が生じた。確かにチャイナと欧州、そして日本の間では基本的な考え方に不一致がみられることは間違いない。それゆえか多くの誤解が生じているようだ。続編もじっくり読んでいきたい。

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