岡田真理

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ぬくもりの旋律

岡田真理

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784309031910
ISBN 10 : 4309031919
Format
：
Books
Publisher
：
Kawade Shobo Shinsha
Release Date
：
June/2024
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
岡田真理(スポーツライター), 岡田真理 ,  

Content Description

スポーツ記者の直生は、栄神タイガースの抑えのエース宮城峻太朗に絶大な信頼を置かれている。ある日、直生は宮城がメジャーへ挑戦することを知らされる。その挑戦を喜ぶと同時に、少しだけ羨ましく思う直生。いつか自分も独立して海外で取材がしたい…彼には二人の娘がいるのだが、次女の奏が自閉スペクトラム症で、子育てを妻の栞に任せっきりだった。そんな中、奏が怪我をして入院することに。緊張の糸が切れたように崩れ落ちる栞を前に、直生は何一つ声をかけることができない。深まる溝、先の見えない未来。後悔の中、彼は思う。そもそも自分は、なぜ、この仕事を選んだのか…すると、中学時代に出会った先輩・佐々倉美琴の姿が脳裏に浮かんできた。いま、小さな再生の物語が幕を開ける。

【著者紹介】
岡田真理 : １９７８年静岡県生まれ、立教大学文学部卒業。プロアスリートのマネージャーを経てフリーランスライターに転身。約１５年にわたってプロ野球を中心に様々なスポーツの現場を取材。２０２３年に脚本家デビューし、連続テレビドラマの脚本を担当。執筆活動のほか、公益財団法人全日本軟式野球連盟などのスポーツ団体に理事として関わり、自らもスポーツを通じて社会課題を解決するＮＰＯ法人を運営している。２０２４年、デビュー小説『ぬくもりの旋律』を上梓（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

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  • タックン

    読了日：2025/08/26

    2024年静岡本屋大賞受賞作。静岡出身の作者が長年掛けて構想してた作品。 恋愛・仕事・夢・出産・育児とか自閉症って重いテーマもあって文章は軽く読めるけど盛りだくさんなテーマがあって考えさせられた。でもやっぱ中心は静岡それも清水で出会った人々の群像劇だと思う。 プロローグが唐突で？だったけど３章読んで繋がって驚いた。そして題名の意味がわかって美琴が奏でた旋律の話だった。美琴と直生から繋がった話だった。 美琴が大切にしてたB5の茶封筒の文章読んで涙腺が崩壊した。あれラジオ番組で読まれたらどうなってたかな？

  • えんちゃん

    読了日：2025/02/24

    2024静岡書店大賞作品。地元作家さんによる地元ネタも散りばめられた物語。恋愛・結婚・仕事・夢・育児・病気…何がメインテーマなのかは一言で表せない感じ。人生の岐路に立ち選択をする人々の群像劇でしょうか。ひとつひとつのテーマが重い割には、全部を足して全部で割ったら全部が薄くなってしまった印象。どれもよいテーマだけにちょっともったいない。とはいえ、ドラマティックに着地する読後はとても心地よい。

  • ぼっちゃん

    読了日：2024/12/15

    【第12回静岡書店大賞受賞作】プロ野球のスポーツ記者の話で始まるのでスポーツものかと思いきや、章ごとに異なる人物の視点で描かれ、中学時代の思い出の青春あり、子育ての苦悩ありの感動ものだった。主人公の妻が、自閉スペクトラム症の子供のことを一人抱えるのは辛かったが、人と人とのつながりで希望が見えるぬくもりのある作品だった。

  • konoha

    読了日：2025/03/20

    2024静岡書店大賞作品。重いテーマもあったが、素直な柔らかい文章で終始心地良く読めた。スポーツ新聞の記者として働く月ヶ瀬直生は一見順調だが、自閉症の娘の事で悩みを抱える。直生の変化と共に人と人のつながりが明らかになっていく。登場人物のキャラは立っているのに語り手がよく変わり、どのエピソードが主か分かりづらいのがもったいない。静岡の風景を織り交ぜ、学生時代の瑞々しい気持ち、大人の迷いや苦悩、喜びを上手く表現している。野球選手や記者の仕事、自閉症の描写がリアル。フレッシュで鮮やかなのが魅力的。

  • ヲム

    読了日：2025/02/01

    すごく読後感が良かったです。本屋大賞ノミネートするような気がします。

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