Jun Okada

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ねがいの木

Jun Okada

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784776411314
ISBN 10 : 4776411318
Format
：
Books
Publisher
：
Bl出版
Release Date
：
April/2024
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
岡田淳(児童文学作家), 植田真 ,  

Content Description

宿題をしようとおばさんの家にやってきたわたし。庭の大きな木を描くために雨がやむのを待っていると、おばさんがお話をしてくれました。
それは、ねがいをかなえてくれる「ねがいの木」のお話。木は、ある時は町をつくり、ある時は恋をかなえ、ある時は戦争をおこすのでした――。
「ねがい」とは、希望でしょうか、欲望でしょうか、それとも祈りでしょうか。
1982年の雑誌「日本児童文学」に掲載の作品を、世界中にさまざまな争いが起きている今、お届けします。

【著者紹介】
岡田淳 : １９４７年、兵庫県生まれ。３８年間小学校の図工教師を務め、その間から児童文学作家として、また、絵本、マンガ、翻訳などさまざまな分野でも活躍する。『放課後の時間割』で日本児童文学者協会新人賞、『雨やどりはすべり台の下で』で産経児童出版文化賞、『願いのかなうまがり角』（いずれも偕成社）で同賞フジテレビ賞、『扉のむこうの物語』で赤い鳥文学賞、「こそあどの森の物語」シリーズ（ともに理論社）で野間児童文芸賞など、受賞作多数

植田真 : １９７３年、静岡県生まれ。画家。絵本や装画を多く手がけるほか、絵画制作、ライブペインティング、音楽など幅広く活動。『マーガレットとクリスマスのおくりもの』（あかね書房）で日本絵本賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ☆よいこ

    読了日：2024/10/16

    児童書。夏休みに一本の木を描く宿題が出た。おばさんの家にある大きな木を見に行くと雨が降り出したので、おばさんは雨がやむまでお話を聞かせてくれた▽一本の大きな木が草原の中に立っていた。その木は「ねがいの木」で誰かに何かを願ってもらいたいと思っていた。通りがかった風、キツネ、それからひとりの若者がやってきた。若者が家を建てると旅の楽団が来て、踊りの上手な娘が残った。人が願うのは愛と希望、そして欲望もある▽静かな語り口の不思議な物語でした。2024.5刊

  • モリー

    読了日：2024/08/11

    もし、何でも“ねがい”を叶えてくれる木があったらどんな願い事をしますか。欲張りな私は、あれもこれもと望んでしまうことでしょう。さて、何でも“ねがい”をかなえてくれる木は“ねがい”の良し悪しを気にしません。もっと物が売れるようになればいいのにと人が願えば、それも叶えてくれました。ただし、それは戦争と引き換えに。手に入れるものの代償が誰かに不幸を与えることだとしたら…。そんなものは欲しくありません。誰でもそう思うのではないでしょうか。神頼み自体いけないこと？　いいえ、誰かの幸せを祈る“ねがい”は別ものです。

  • ケ・セラ・セラ

    読了日：2024/07/11

    岡田淳さんの文に、植田真さんの絵。その表紙の美しさにうっとりしてしまいます。大おばさんがしてくれた「ねがいの木」のお話。誰かのねがいを叶えたいと思っていた草原に立つ一本のねがいの木。風の願いを叶え草原に動物たちが現れ、やがて人も暮らし始めます。それは楽しいファンタジーかと思っていたら、後半は予想外の展開で驚きました。時間を要して現代へ至る、ねがいの木をめぐる物語。時々入る大おばさんのお話を聴きながらの少女の問いかけがアクセントになっています。対象は小学校高学年からでしょうか。

  • anne＠灯れ松明の火

    読了日：2024/07/12

    新着棚で。植田真さんとのコンビは２冊目かな？　児童書だが、装丁も、内容も、大人好みの感じ。おばさんの家にある大きな木。木の絵を描く宿題のため、雨があがるのを待つ間、おばさんがしてくれたのは”ねがいの木”のお話だった。誰の、どんな願いを、木はかなえていくだろう。途中、予想もしていなかった展開に驚き、ラストには「わたし」と同じ気持ちになった。やっぱり岡田さんってすごいな。そして、植田さんの絵、美しい。

  • かめりあうさぎ

    読了日：2024/09/28

    初読み作者様。絵の色合いがとっても好みなので購入してみました。大きくて古い木というのはそれだけで何か神秘的なものを感じますね。人が願いを込めたくなるのも分かる気がします。私利私欲な願いをすれば災いとなり、大切な人の無事を祈れば幸福を呼ぶ、と言った分かりやすい構図も良かったです。

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