クラシック音楽とは何か

岡田暁生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093885836
ISBN 10 : 4093885834
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
追加情報
:
315p;19

内容詳細

入門者も、通も思わず叫んだ「えっ、そうだったの!」目からウロコのクラシック音楽の死角。

目次 : 「クラシック音楽」の黄金時代は一九世紀/ 音楽史の流れ―ウィーン古典派まで/ ロマン派は自己表現する/ 「現代音楽」と二〇世紀/ 交響曲はクラシックのメインディッシュ/ 交響曲は一九世紀の頑張りソング?/ 交響曲にはなぜ複数の楽章があるのか?/ オペラは「クラシック」じゃない?/ サロンの物憂いプレイボーイたちの音楽/ 家庭音楽とドイツ教養市民〔ほか〕

【著者紹介】
岡田暁生 : 音楽学者。京都大学人文科学研究所教授、文学博士。1960年京都生まれ。著書に『オペラの運命』(中公新書・2001年サントリー学芸賞受賞)、『西洋音楽史「クラシック」の黄昏』(中公新書・2005年)、『ピアニストになりたい!19世紀もうひとつの音楽史』(春秋社・2009年芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉』(中公新書・2009年吉田秀和賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あやの さん

    音楽歴はダラダラ長いが、専門的なことは「なんとなく」知ってる程度の私のようなタイプにうってつけの本であった。18世紀からの所謂クラシック音楽の概説だが、マクロにもミクロにも分かりやすく解説してくれている。著者の思い入れが強い部分は少しクドイなと思うところもあるが、バッハの理論的な作曲技術やベートーベンの曲の力強さについてなど、なるほど‼️と納得。歴史的背景と曲の作りがリンクしているのも面白い。なぜ1曲が長いのか?指揮者はなぜ必要なのか?巨匠とは?オペラとは?など、色んな視点から解説してくれている。

  • 1959のコールマン さん

    ☆4.5。再読。ご存じ岡田暁生さんの本。しかし帯の岡田先生謹製、って何?そこまでへへ〜〜いと拝読する本じゃないぞ。軽めのエッセイだ。まあ最初のうちは、岡田センセの本や、クラシック研究本を読みこんだ人間にとっては常識内の事を軽く堅めに書いているが、後半になるとだんだんおちゃらけてきて面白くなる。だから最後から読むという手もあるだろう。ちなみに個人的に好きなのは「音楽の終わり方」。いちばん最後の章だ。ちょっと意表を突くテーマで、そういやあんまりじっくり考えたことないや・・・と思った。「然るべき終わり」ふうむ。

  • おせきはん さん

    クラシック音楽の歴史や地域による違い、名演とは何かなど、クラシック音楽を楽しむ際に知っておきたい情報が満載です。オペラの公演には数回しか行ったことがありませんが、情熱的な聴衆と一緒に、一度はナポリでオペラを楽しんでみたいと思いました。

  • trazom さん

    ど真ん中の直球のようなタイトルの本を書くのは、相当の覚悟がいる筈だが、岡田先生は、大上段に振りかぶらず肩の力が抜けている。いつもの切り込んだコメントが面白いが、すべてが賛成できる訳ではない。ドイツ系クラシックとイタリア系オペラとは別のジャンルと考えるべきとの指摘は、全くその通りだと思うが、ドイツもオーストリアも「美術ではイタリアに、文学ではフランスに勝てず、演劇ではイギリスのシェイクスピアに当たる存在を持たない」から、近代国家における文化的アイデンティティーとして、音楽を拠り所にしたというのは本当かなあ?

  • ムーミン2号 さん

    漠然と「クラシック音楽」と言ったところで、中世・ルネサンス(あるいはグレゴリオ聖歌)から前衛音楽までを含めるわけではないことがはっきり分かる。欧化政策で日本でも西洋音楽の作曲家は多く出ているし、ヨーロッパ各地は当然のこと、アメリカにも作曲家は多く有名な方がいるが、ここでいう「クラシック音楽」の作曲家はもっと地域限定。一方、音楽が変化し発展していくのは、世を揺るがすような出来事が関係していることも面白いほどによくわかる。この本でクラシック通になれるわけではないが、あれ? どーしてかな? の疑問は解けてくる。

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人物・団体紹介

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岡田暁生

1960年、京都市生まれ。音楽学者。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学人文科学研究所教授。『オペラの運命』でサントリー学芸賞、『ピアニストになりたい!』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『音楽の聴き方』で吉田秀和賞、『音楽の危機』で小林秀雄賞受賞

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