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災害復興法学

岡本正 (Book)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766421637
ISBN 10 : 4766421639
Format
Books
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

4万人を超える被災者の「声」から浮き彫りになった巨大災害時の法的課題と政策提言の軌跡。災害を乗り越え、未来を切り拓くために「リーガル・ビッグデータ」の分析から防災教育の新たなデザインに挑戦する。朝日新聞「ひと」欄で取り上げられた弁護士による慶應義塾大学・中央大学での白熱講義を書籍化。

目次 : 第1部 巨大災害時のリーガル・ニーズ(東日本大震災無料法律相談情報分析結果/ 東日本大震災のリーガル・ニーズの視覚化)/ 第2部 東日本大震災と復興政策の軌跡(被災者どうしの紛争、話し合いによる解決を―建物賃貸借・近隣紛争と震災ADRの誕生/ 行方不明と死亡の狭間で揺れる遺族―相続放棄の熟慮期間と行方不明者の死亡届/ 破産できない!新たな債務整理制度―住宅の被災ローン減免制度の構築/ きょうだいは家族か マイノリティ・リポートが導く真実―災害弔慰金支給対象の兄弟姉妹への拡大 ほか)/ 第3部 危機管理の新デザイン(地域ごとの復興政策モデル/ 南海トラフ地震・首都直下地震に備えるデータの活用)

【著者紹介】
岡本正 : 弁護士・医療経営士・マンション管理士。岡本正総合法律事務所所長。1979年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。東日本大震災を契機に「災害復興法学」を創設し、中央大学大学院公共政策研究科客員教授、慶應義塾大学法科大学院・法学部非常勤講師を務める。公益財団法人東日本大震災復興支援財団理事、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所研究員、中央大学政策文化総合研究所客員研究員ほか研究職・公職多数。第1回危機管理デザイン大賞RiMDA賞個人・共同2賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sk

    震災の対応において、旧来の法制度では対応できない事態が生じた。そのような事態に対処するために法制度が変えられていった動的な過程が見える。良書。

  • Keita Haga

    震災の生々しい記憶とともに、日常的な法的問題を再確認でき、実際に震災時にどう運用され、立法につながったのか、次の災害にどう活かすべきか考えさせられた。私も被災地の関係者として、肌で絶望と無力さを感じていたが、被災者はもちろん、弁護士や行政担当者はそれ以上だったこと、その中でも声を集め、分析・検討し、届け、立法につなげた使命感に頭が下がる。事前のルール化と柔軟性で次の災害に備えるのは自分であると自覚できた。

  • 卓ちゃん

    弁護士たちは、東日本大震災直後から無料法律相談を通じて約1年間で集まった4万人を超える被災者の「声」を集約・分析し、被災者のニーズに基づいた立法・制度構築を提言してきた。さて、ほとんどの自治体で、災害時の安否確認・災害後の生活実態把握に際しても、個人情報を保護する側面のみが強調され、必要とされる個人情報が提供されない事態が発生してきた。助けを必要としている人の命よりも、個人情報の方が大切に守られてきたわけである。自治体は、個人を救うために、個人情報の有効な活用方法を考える必要がある。

  • oritako

    東日本大震災の無料法律相談の事例データベースからの分析、そして提言。それぞれの課題が具体的なケースをもとに説明され、問題点が明確に提示されている。読んで良かった。

  • Hisashi Tokunaga

    日弁連あるいは弁護士の方々の使命感に満ちた実践活動を通じて、災害・復興のための生ける法の発見と探究の道のりが「災害復旧法学」を形成。その使命は今後益々増大しそうだ。今回はザックリ読んだが、改めて読み込みたい。

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