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江戸→tokyoなりたちの教科書 一冊でつかむ東京の都市形成史

岡本哲志

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784473041708
ISBN 10 : 4473041700
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸から昭和、平成の時代とともに、山の手・下町・埋め立て地として巧みに地形を利用しながら変化を遂げたプロセスを読み解き、江戸東京の成熟した都市空間を古地図や写真図版を配し、ビジュアル的にも復元する。「ブラタモリ」7回出演のエキスパートが送る歴史散歩解説。

目次 : プロローグ 高低差のある地形にできた江戸/ 第1章 江戸に描いた家康の都市未来像/ 第2章 大火を呼ぶ江戸の地霊/ 第3章 成熟した江戸文化の開花/ 第4章 幕末の動乱とその後の近代化(明治期)/ 第5章 サラリーマンの誕生と郊外生活(大正期)/ 第6章 昭和モダンと「東京行進曲」/ 第7章 焼け跡から高度成長の時代へ/ 第8章 超高層の時代をむかえた現代東京

【著者紹介】
岡本哲志 : 1952年、東京都生まれ。法政大学工学部建築科卒業、岡本哲志都市建築研究所主宰。専攻は都市形成史。元法政大学教授、都市形成史家、博士(工学)。日本各地の都市と水辺空間の調査・研究に長年携わる。銀座、丸の内、日本橋など、東京の都市形成史をさまざまな角度から40年以上調査、研究を続けている。2009〜2012年にかけてNHK総合テレビ「ブラタモリ」に案内人として計7回出演して人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yutaro13

    道路から地形に興味の範囲が広がってきたので、しばらく読書のマイテーマを東京の地誌とする。まずは江戸から東京への流れをつかむ。長年住んでいるのに知らないことだらけ。江戸城の堀は高低差がかなりあり西から東へ水を流していたとか、超高層ビルや広大な公園はほとんどが大名屋敷跡地だとか。火災や地震、戦災を契機に変貌を遂げていく様子がわかる。特に本書は銀座や丸の内の変遷に詳しい。私の住むエリアは江戸の区域外なので本書の範囲外だが、武蔵野台地の南端に当たる久が原台にある。散歩で地名や高低差を意識するようになってしまった。

  • ころこ

    雑誌などに掲載された文章をほぼそのまま載せているので、情報が雑然と並んでいる印象がある。恐らく時代別である必要はなく、坂や駅などランドマーク別で都心から郊外へ、または水の源流から下流に向かい郊外から都心へ、その中で時代区分が付けられたら、もっと良い本になったと思う。暗渠に象徴されるように、読者は東京という土地のそこに住んでいる人たちの無意識を発見したいというのがあるので、著者が読者のどこに触れようとしているのか、もっと明確にしてほしかった。

  • 鉄之助

    東京の大規模開発の土地は、元々、江戸の大名屋敷跡だったことが多い。過去の歴史の上に、現在が息づく典型例だ。

  • Wataru Hoshii

    江戸がどのように現代の東京につながっているのかを、ビギナーも愛好家も楽しめるようにぐっと凝縮した1冊。東京の都市論は昔から大好きで、前田愛、鈴木理生あたりから読み始め、古地図も愛好しているが、それでも気付いていないトピックが色々とある。例えば、麻布や白金といった土地の独特の「ハイソ感」は、大名家下屋敷跡地というより、明治後期に宮家が移転したことによって作られたものだ、とか。どのページにも過剰なほど情報がぎっしり詰まっていて、頭に知識を定着させながら読むのはなかなか時間がかかる。続編も読んでみようかな。

  • HALI_HALI

    自分が住んでいる街の歴史くらいは知ろう、と手にした本書。全8章構成。1〜3は江戸時代の東京。4〜5は幕末から大正にかけて西欧化した東京。6で関東大震災後の復興する東京。7〜8は戦後・高度成長期・現代を描く。東京の負の側面は江戸時代の面影が無くなる程の無秩序な開発と思う。一方で、【植民地にされる事を回避するため西欧化に邁進した】という視点で街を見ると、深みを感じられる。

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