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ISBN 10 : 4121023064
Content Description
非日常的な空間である聖地―。観光地として名高い聖地には、信仰心とは無縁の人々が数多く足を運んでいる。さらに近年では、宗教と直接関係のない場も聖地と呼ばれ、関心を集めている。人は何を求めて、そこへ向かうのか?それは、どのような意味を持つのか?サンティアゴ巡礼や四国遍路、B級観光地、パワースポット、アニメの舞台など、多様な事例から21世紀の新たな宗教観や信仰のあり方が見えてくる。
目次 : 序章 現代の聖地巡礼の背景(宗教と観光の結びつき/ 宗教から解放される現代社会―世俗化のプロセス ほか)/ 第1章 聖なるものを求めて―巡礼者は何を見るのか(聖遺物の世界/ 聖母の出現 ほか)/ 第2章 ゴールからプロセスへ―信仰なき巡礼者は歩み続ける(サンティアゴ巡礼の概要/ 現代のサンティアゴ巡礼 ほか)/ 第3章 世界遺産と聖地―選別される宗教文化(世界遺産と宗教文化/ 多様な価値観 ほか)/ 第4章 作られる聖地―なぜ偽物が本物を生み出すのか(新郷村とキリスト湧説/ 観光資源となった奇祭 ほか)/ 第5章 私だけの聖地―パワースポットと祈りの多様性(日本の聖地とその背景/ パワースポットの三類型 ほか)/ 終章 現代社会と聖地巡礼(聖地の温度/ アニメ聖地巡礼の展開―鷺宮神社の事例 ほか)
【著者紹介】
岡本亮輔 : 1979年、東京都生まれ。立命館大学文学部卒。筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。博士(文学)。東京大学死生学・応用倫理センター研究員、慶應義塾大学、成蹊大学ほか非常勤講師を経て、15年4月より北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院准教授。専攻は宗教学、宗教社会学、フランスと日本をフィールドとした現代宗教論、聖地観光論。著書『聖地と祈りの宗教社会学』(春風社、2012年、日本宗教学会賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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