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イエズス会と中国知識人

岡本さえ

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784634349476
ISBN 10 : 4634349477
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2008
Japan

Content Description

明・清代の中国へのキリスト教布教をめぐって生まれたイエズス会士と中国知識人の交流。東西の知識人の出会いは、お互いの文化を振り返る機運を生んだ。東西文化の出会いが歴史に与えた影響を検証する。

【著者紹介】
岡本さえ : 1941年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻、中西文化交流史・比較思想。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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山川出版社による「世界史リブレット」の1...

投稿日:2021/06/27 (日)

山川出版社による「世界史リブレット」の1冊(109巻目)です。これまでは「イエズス会」について,ザビエルやヴァリニャーノらの活動を中心にして,日本史(日本キリスト教史)の視点から考えることが多かったため,本書は,大きな世界史的な視野(中国の知識人にとってのヨーロッパ文化,ヨーロッパ人にとっての中国文化,等々)に立って理解することに役立ちました。[2008年10月30日 1版1刷発行]

梨杏 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • OKKO (o▽n)v  終活中

    中国16〜17世紀のキリスト教(特にイエズス会)と中国社会とのかかわりについて、これから深く学ぼうとする人々にとって最強のインデックス! ◆「中国攻略なくしてアジア宣教は成らず」と腹を括り大きく舵を切ったイエズス会と、漢民族王朝の明からいわゆる異民族王朝の清にいたる激動の時代の中国知識人との交歓あるいは対立関係の概要が、平易な記述で端的にあらわされる ◆この際あらためて自覚すべきは、当時の日本が西欧に与えた影響なんてないも同然だが、中国のそれは長期にわたり甚大であること。きりしたんに惑わされてはダメ!

  • 電羊齋

    要点がよくまとめられている。入門書としてよくできていると思う。当時の東西両洋のトップクラスの知識人でもあった中国知識人とイエズス会士の出会い、交流そして衝突の様相が描かれている。興味深いのは双方の相手側への視線の変化。当初の観念的な相互尊重から次第に敵意、嘲笑、低評価へと変化していくあたりに、文化・文明の交流の難しさを感じた。

  • 牛タン

    人物の羅列で読み物としてはあまり面白く感じなかった

  • カラス

    中国とキリスト教の交流を描いた本、初めて知ることばかりで興味深く読み進めることができた。西洋と中国って、結構昔から影響を与えあってきたのね、日本と違って。一時期は中国崇拝と言ってもいいくらいだったヨーロッパが、ある時期を境に中国蔑視となっていくのも面白い。中西交流史は、日本と西洋の関係とはかなり違った趣があり、比較しながら読むと楽しい。できれば「インド知識人とキリスト教」みたいな本も読んでみたい、ってか誰か書いて。

  • こずえ

    表紙とタイトルであー、あれを指すのかーと分かる人には面白い

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