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美少年 岡本かの子 アムール幻想傑作集(仮)

岡本かの子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779125874
ISBN 10 : 4779125871
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

妖艶嘆美な作風で知られる岡本かの子の幻想的な世界!華麗な豪奢さと豊饒で積極的な愛を湛えた名作が現代仮名遣いによって甦る!

【著者紹介】
岡本かの子 : 1889(明治22)年3月1日、東京府東京市赤坂区青山南町生まれ。跡見女学校卒業。1906(明治39)年頃、与謝野晶子に師事して新詩社に入り、大貫可能子の筆名で「明星」や「スバル」に作品を発表する。1910(明治43)年に岡本一平と結婚、翌年、長男の太郎を出産する。この頃ノイローゼににり、仏教に救いを求める。1929(昭和4)年に渡欧、四年後に帰国すると小説に専念する。1936(昭和11)年、芥川龍之介をモデルにした「鶴は病みき」を発表して文壇から注目される。1939(昭和14年)年2月18日、48歳で死去

長山靖生著 : 評論家。1962年茨城県生まれ。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。文芸評論から思想史、若者論、家族論など幅広く執筆。1996年『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、2010年『日本SF精神史』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • amanon

    概ね楽しめたが、先に読んだちくまのアンソロジーに比べると、どこか食い足りないというのが正直なところ。それでもいくつかの発見はあったが。とりわけ大きな発見だったのは、似たような趣向の作品が見受けられても、それが決してネタの使い回しという印象を受けず、著者の魅力にもなりうる要素となっていること。だからこそ、もっと著者の作品を読みたいのに、現在世に出回っている著作が限られているのが残念すぎる。最も印象的だったのは、「過去世」だったか。どこかサドマゾ的な要素を匂わせる兄弟の愛憎関係が、BLを示唆する結実に…

  • 冬峰

    表題作だけ青空文庫で読んだ。下町の病院に来ている山の手令嬢の主人公を、美少年が連れまわす。少女のことも、少女の付き添いのおばあさんのことも、そして芸妓の少女たちのこともまるでもてあそぶようだ。それも誰かに見せつけているようなところがある。その落差に混乱する令嬢に、少年は本心を打ち明ける。だが令嬢は応えられない。やがて、美貌ゆえに道化じみた行動の末に少年は死ぬ。母も周囲の大人たちも「期待」していたので、逃れられなかったのだろう。

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