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珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて 宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ

岡崎琢磨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299026996
ISBN 10 : 4299026993
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan

Content Description

累計235万部突破! 大人気喫茶店ミステリー
女性バリスタは安楽椅子探偵――
ビブリオバトル決勝大会で起きた実際の出来事をはじめ、日常にさりげなく潜む謎のかけらを結晶化したミステリー短編集!

全国高校ビブリオバトルの決勝大会にて、プレゼンの順番決めの抽選でトラブルが発生。くじに細工をしたのはいったい誰か。
話を聞いていたバリスタの口から、思わぬ真実が告げられる。(「ビブリオバトルの波乱」)。
ほか、ハワイ旅行をめぐるオカルト譚「ハネムーンの悲劇」、幼少期の何気ない思い出に隠された秘密が暴かれる「ママとかくれんぼ」など、ショート・ショートも含む全7話を収録。


《純喫茶タレーラン》に持ち込まれる7つの謎
「ビブリオバトルの波乱」…………抽選箱に細工をしたのはいったい誰?
「歌声は響かない」…………………美星バリスタ、高校時代の推理
「ハネムーンの悲劇」………………行けなかった新婚旅行のお土産の謎
「フレンチプレスといくつかの噓」…別れ話をするカップルそれぞれの秘密
「ママとかくれんぼ」………………幼い頃の思い出に隠された真実
「拒絶しないで」……………………常連客が出した突然の指示の理由とは
「ブルボンポワントゥの奇跡」……あるトラウマを抱えた男性に不審な出来事が…


【著者紹介】
岡崎琢磨 : 1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『珈琲店タレーランの事件簿―また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のっち♬

    著者が見聞きした実際の出来事を始点に据えた短編4本とサプライズ掌編3本。『ビブリオバトルの波乱』は辻村深月に唆されて着手しただけに力作。『ハネムーンの悲劇』以降は恋慕絡みで固められている。不倫ネタも頻出で「5」の時の重苦しさはなく、冷笑と人道がバランス良く出ている。創作との境目は判然としないが『ママとかくれんぼ』はトラウマになりそうな話だし、『ブルボンポワントゥの奇跡』も実際やられたらぞっとする内容。ミステリー的には今回も小粒揃いでスパイスに欠ける。発展要素がなくなったからかアオヤマが退場状態なのも微妙。

  • へくとぱすかる

    最も短くて、8ページしかない「フレンチプレスといくつかの嘘」が最高。この短さの中に圧縮された、謎・逆転・ドラマが見事だ。「6」で大変だった藻じいが、元気に復活してくれているのは何より。今回の趣向はちょっと変わっているが、巻末の最後の1行で、「まさか」と思って、すでに読んだ部分に戻ってみた。確かにこれは、作者の思いやりだと思う。美星バリスタの言葉は、時にはきつく感じられるかもしれないが、偶然にタレーランの客となった登場人物を、不幸から救うためのとっさの絶妙な言葉だと思う。近刊らしい「8」に期待しています。

  • ベイマックス

    久しぶりで他の作者のシリーズ物と混同している?バリスタの美星さんってこんな積極的で明るいキャラクターだった?青野さんがまったく登場しないけど…?とか思いながらも、短編一作一作はまあまあおもしろく読めました。ちょっと強引でちょっと悲しい話もあったけど。

  • あきぽん

    作者が実際に見聞きしたことを基にした短編集。死、離婚、不倫、未婚の母、LGBTQなどちょっと重めのテーマが多く、でも流石にリアリティがあります。バリスタ探偵美星は作者の理想の女性像のようであんまりリアリティがありませんが…。昔はなかったビブリオバトル甲子園は楽しそうですね‼

  • ひさか

    宝島社刊行記念サイト2019年:歌声は響かない、宝島社文庫2020年6月3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語:フレンチプレスといくつかの嘘、書き下ろし:ビブリオバトルの波乱、ハネムーンの悲劇、ママとかくれんぼ、拒絶しないで、ブルボンポワントゥの奇跡 唯一の明るい話、美星さん、の7つの連作短編を2022年3月宝島社社文庫から刊行。きもある。美星さんには、少し意地の悪いようなところ(融通が利かないかな?)があって、それがとってつけた感のある謎解きや、無理矢理感につながるのかも。

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