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「つながり」の進化生物学 -はじまりは、歌だった

岡ノ谷一夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784255006956
ISBN 10 : 4255006954
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

歌う動物、言葉をもったヒト。媚びを売るメス鳥?言葉をまねるゾウ?小鳥も赤ちゃんも、「文法の種」をもっている。高校生と考える、コミュニケーションの起源とこれから。

目次 : 1章 鳥も、「媚び」をうる?―進化生物学で考えるコミュニケーション(隣の知らない人を、紹介してみよう/ コミュニケーションを考えることは、心のひみつに近づくこと ほか)/ 2章 はじまりは、「歌」だった―言葉の起源を考える(死ぬのが嫌なのは、人間だけ?/ 「未来」をつくっているものは何? ほか)/ 3章 隠したいのに、伝わってしまうのはなぜ?―感情の砂時計と、正直な信号(言葉で切り分けられる前の心/ 痛みを感じる魚、恐怖を感じるハチ? ほか)/ 4章 つながるために、思考するために―心はひとりじゃ生まれなかった(ダンゴムシを困らせてみると…/ 意識って、何だろう ほか)

【著者紹介】
岡ノ谷一夫 : 東京大学大学院総合文化研究科教授。科学技術振興機構岡ノ谷情動情報プロジェクト研究総括。理化学研究所脳科学総合研究センター情動情報連携チームリーダー。1959年生まれ。慶応義塾大学卒業。米国メリーランド大学大学院修了、博士号取得。千葉大学文学部助教授、理化学研究所チームリーダー等を経て現職。専門は生物心理学、動物行動学、言語起源論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    今回は川越高校と川越女子高校のそれぞれ8人の生徒たちといっしょの4日間のセミナーを伝えるもの。声(音声)とコミュニケーション、動物(や人間)における言葉、感情と脳、つながりと心などがテーマ。高校生相手とはいっても、先端的な研究内容である。岡ノ谷先生のいいところは、定説を伝えるのではなく、色々なな問題を様々な角度から一緒に考え、これまでに明らかになっていることだけではなく、今後の研究や考察の可能性を与えてくれること。わずか4日間にしては、膨大なといっていいほど考えることがあった。

  • けんとまん1007

    こんな授業だったら、参加したい。改めて、生物とは何かを考える。進化の歴史・・・と言いながら、あまり知っているわけではないが、あの系統図を想い出す。先に読んだ、魚は自分のことを認識していることの本にもあったように、まだまだ研究途上のことが多いということでもある。心とは何なのか?言葉とは何なのか?興味は尽きない。

  • まーちゃん

    課題図書そのA。小川洋子さんがこの方の研究に興味を持っておられ、「ことり」を読む前にこちらの本から読んだので、「ことり」の理解が進んだ。/さいきん「進化◯◯学」という言葉をよく見かける。読んでみると面白い。でもかなしいかな、私には難しくて、どこがどんな風に面白いか人にうまく伝えられない…悔しいなぁ(><)

  • Miyoshi Hirotaka

    「奇跡の人」とはヘレンを人間の世界に連れ戻したサリバン先生。人形がdoll、水がwaterという指文字であることは覚えた。しかし、この逆方向の理解こそが、人間と動物を分ける重要な一線。辛抱強い訓練のおかげで、記号が事物を表すという関門をクリアした。世界のすべての物に名前がついていることを悟った瞬間、癇癪を起して壊した人形の意味に気付き、初めて後悔と悲しみを覚える。漫画「ガラスの仮面」でも引用されるこの感動のシーンは、推論する能力、言葉の獲得、感情の誕生という人間の進化で最も重要な段階が表現されている。

  • イノ

    図書館でなにげに手にとった。高校生との講義をまとめたもの。生物の「つながり」から人とのコミュニケーションと心を見ていく。   コミュニケーションの定義にびっくり!   大好きなハダカデバネズミの生態に笑い(肉布団係とか餌係とかw)しかも理由があった。    鳥の歌とか踊れるのは人と鳥とゾウだけとか動物に対する知識に関心し、 人の言葉と感情とウソの関係とかなぜ死が怖いのかとかの考察や、動物に記憶や思いやりはあるのか実験した結果に驚かされた。 生物だけではない内容のこゆい一冊。おすすめです!

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