八百長リーグ 戦時下最大の野球賭博事件

山際康之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041071854
ISBN 10 : 4041071852
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
197p;19

内容詳細

待遇への不満、賭け屋の誘惑…苦悩する沢村栄治、緊急招集をかけた巨人軍。昭和17年、八百長は瞬く間にリーグ全体へ広がった。今につながるプロ野球“不祥事”のはじまりは戦時中だった。

目次 : 序章 繰り返す事実/ 第1章 不正の予知/ 第2章 疑惑の交遊/ 第3章 表面化した事実/ 第4章 蝕まれたチーム/ 第5章 闇の正体

【著者紹介】
山際康之 : 1960年、東京都生まれ。東京造形大学学長。東京大学博士(工学)取得。ソニー入社後、ウォークマン等の開発を推進し、製品環境グローバルヘッドオフィス部門部長を担当する。『広告を着た野球選手』(河出書房新社)では、第26回ミズノスポーツライター賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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主語がばらばらで話の筋が良く読めずわかり...

投稿日:2021/04/11 (日)

主語がばらばらで話の筋が良く読めずわかりにくいかったです。題材が面白いだけに残念でした。どの話がメインなのか整理が必要だと感じました。

watatak さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ようはん さん

    戦前〜戦中の日本プロ野球は次第に戦争に翻弄されていく悲劇的なイメージがあり、同じ著者による「兵隊になった沢村栄治」辺り等で詳しく書かれているがその一方で本書では待遇面の不満等から後年の黒い霧事件同様に八百長に手を染める選手達が続出していた事の暗黒面が書かれている。黒い霧事件の時南海ホークスが処分された選手が出なかったのは鶴岡監督がチームを掌握して疑惑の選手をトレードで追い出したからと聞いていたが、その背景は監督が現役途中で出征していた間にチームが八百長汚染されていたという背景があったとは。

  • お昼の書棚 さん

    「プロ野球不祥事の構造」 多くの選手たちが戦地にむかう戦時下で八百長が行われていたというプロ野球の実話である。賭博の実態、選手に近づく賭け屋、八百長の手口など、これまで知られることのなかった負の歴史を数多くの資料を発掘しながら再現している。巨人の沢村栄治やタイガースの景浦将なども登場しながら、不正に手を染める選手と食い止めようとする連盟、そしてせまる警察の捜査と話しは展開し、読物としてもおもしろい。繰り返されるスポーツ界の不祥事への警鐘が伝わる。

  • charuko さん

    昭和初期の野球賭博事件が題材。よくここまで調べたな、と読みながら舌を巻いた。事件そのものだけでなく周辺の事情も調べ上げて、ひとつひとつの事実を丹念につなぎ合わせて、なぜ事件が起こったのかを浮かび上がらせている。未成熟な組織、予兆の見落とし、自浄作用の欠如。完全に謎が解き明かされたとは言い難いかもしれないが、本書が世に出ることで、この事件が風化せずに次世代へと事実が伝えられるという価値はある。昭和野球のみならずスポーツをめぐる社会問題に興味を持たれる方にはお勧めしたい一冊である。

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