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アルピニズムと死 僕が登り続けてこられた理由 ヤマケイ文庫

山野井泰史著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635050173
ISBN 10 : 4635050173
Format
Books
Release Date
July/2025
Japan

Content Description

「より高く、より困難」なクライミングを志向するアルパインクライマーは、突き詰めていけば限りなく「死の領域」に近づいてゆく。そんななかで、かつて「天国にいちばん近いクライマー」と呼ばれていた山野井泰史は、山での幾多の危機を乗り越えて生きながらえてきた。50年の登山経験のなかで、生と死を分けたものはいったい何だったのか。極限の登攀に挑み続ける筆者が初めて語る山での生、そして死。

目次 : 第1章 「天国にいちばん近い男」と呼ばれて/ 第2章 パートナーが教えてくれたもの/ 第3章 敗退の連鎖/ 第4章 2000年以降の記録から/ 第5章 危機からの脱出/ 第6章 アンデスをめざして

【著者紹介】
山野井泰史 : 1965年東京生まれ。単独または少人数でヒマラヤやアンデスなどの難ルートに挑み続ける世界的クライマー。10歳から登山を始め、高校卒業後、アメリカに渡り多くのクライミングを実践。90年、パタゴニア、フィッツ・ロイでの冬季単独初登攀に成功する。94年にはチョ・オユー南西壁を単独初登攀。2000年にはK2を南南東リブから単独初登。02年にはギャチュン・カン北壁の登攀に成功するも、悪天候に遭い、奇跡的に生還。代償として凍傷により手足の指10本を失うが、登攀を続け、13年にはアンデスのプスカントゥルパ東峰南東壁を初登攀。2021年にピオレドール生涯功労賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tai65

    星4つ

  • akiapa2

    平出氏の本を読んで自らの限界に挑戦すればするほど死が近づく登山家の宿命に思いを巡らせていたとき、この本の題名と表紙のデザインから思わず手を取った。天国に一番近いクライマーと言われた山野井氏。生き残っている秘訣が何かあるかと聞かれれば、本書で語られる九死に一生のエピソードは数知れず、いつ死んでてもおかしくないというのが率直な感想。それでも手足の指を失ったり、年齢的に肉体が衰えていく中で、等身大の自分を理解し、今の自分を乗り越えるために必要な目標を設定しようとする山、岩への向き合い方にはヒントがある気がした。

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