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ISBN 10 : 4806714925
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Content Description
日本列島を覆う表土の約2割を占める真っ黒な土、クロボク土。火山灰土と考えられてきたこの土は、縄文人が1万年をかけて作り出した文化遺産だった。30年に及ぶ地質学の研究で明らかになった、日本列島の形成から表土の成長までを、風成層の堆積と、地すべり・崩壊などの侵食との関わりで、考古学、土壌学、土質工学も交えて解説する。
目次 : 第1章 地球の上の「土」(土と古代科学/ 土と地球の関係/ 「土」と「表土」と地質学)/ 第2章 「土」についての疑問(なぜ遺物は土の中?/ 土の色で遺物が違う/ 土壌学から「土」を見る ほか)/ 第3章 火山灰とローム(十和田で見る実物/ 「火山灰」とは/ 「ローム」とは ほか)/ 第4章 堆積母材と土壌の形成(堆積母材の素材/ 自生と他生の粘土鉱物/ 有機物の分解と無機物の残留 ほか)/ 第5章 表土の地質学(基盤礫の謎/ 風送塵と表土/ 土壌の攪乱 ほか)/ 第6章 日本列島の形成と表土の誕生(日本列島の生い立ち/ 関東地域の風成層/ 大阪層群と風成層 ほか)/ 第7章 山地の地形と表土(地形と表土/ 地すべり斜面の表土/ 一般斜面の急斜面の表土 ほか)/ 第8章 クロボク土の正体(広くクロボク土を観る/ クロボク土を分解する/ 「黒い粒子」の正体 ほか)/ 第9章 クロボク土と縄文文化(縄文時代と微粒炭/ 野焼き・山焼きの現場/ 自然環境の変化と古代人 ほか)
【著者紹介】
山野井徹 : 1944年長野県生まれ。1969年新潟大学大学院理学研究科修了。理学博士。新潟県庁に勤務後、山形大学教養部・理学部教授。専門は層位・古生物学(花粉分析)、応用地質学。2010年退職、山形大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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やいっち
読了日:2017/07/25
さきん
読了日:2016/06/14
月をみるもの
読了日:2019/02/20
no.ma
読了日:2021/02/23
月をみるもの
読了日:2018/05/30
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