柳生十兵衛死す 山田風太郎傑作選 室町篇 下 河出文庫

山田風太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309417639
ISBN 10 : 4309417639
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
追加情報
:
405p;15

内容詳細

能の秘曲「世阿弥」にのって、二五〇年の時を超えて入れ代わった二人の柳生十兵衛。後水尾法皇と足利義満の大陰謀に立ち向かうなか、陰流と新陰流、その剣技は極まり、驚愕のラストへ―。『柳生忍法帖』『魔界転生』に続く十兵衛三部作の最終作、そして山田風太郎最後の長篇、ここに完結。

【著者紹介】
山田風太郎 : 1922年兵庫県生まれ。東京医科大学卒。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で第2回探偵作家クラブ賞を受賞。63年から刊行された「山田風太郎忍法全集」がベストセラーとなり忍法帖ブームをまきおこした。その後も明治もの、室町もの等多彩な作品で人気を博す。2001年7月28日逝去。10年にはその名を冠した山田風太郎賞が創設された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • geshi さん

    2人の十兵衛の闘う理由や因縁が必要なのは分かるけれど、実際に二人がタイムスリップして入れ替わるのが後半からってのは遅いなぁ。理屈として能を持ってくるアイデアと腕力は流石。せっかくの入れ替わりも周囲の戸惑いや違いからくる所が少なくて、そこに面白さが置かれたものではなかった。別の話とはいえ過去作で最強にしすぎた柳生十兵衛を殺すには、これしか無いという幕引きかな。最後の戦いも一瞬で方がついてしまい、もっとチャンバラを読みたかった物足りなさが残る。

  • 本木英朗 さん

    作者の傑作伝奇小説、そして最後の小説である。能の秘曲「世阿弥」にのって、250年の時を超えて入れ替わった二人の柳生十兵衛。後水尾法皇と足利義満の大陰謀に立ち向かうなか、陰流と新陰流、その剣技は極まり、驚愕のラストへ――!という話である。なるほど、そうだったのか。さすが柳生十兵衛、そして山田風太郎先生である。ただただ読むだけであるよ、俺は。果たして真相やいかに?というところだろうか。超面白かったよ、ウフフ。またいつか上下巻合わせて読もうと思う。

  • Book Lover Mr.Garakuta さん

    図書館本。速読:感想・何だか良く解らない面白さを感じた。前作『柳生忍法帖』『魔界転生』を読んでいないので良く解らないが、名前だけは聞いたことがあるけど氏素性などは分からないので、彼らのつながりが分からない作品であった。読み物としては面白くて慇懃無人な作品のように感じた。彼らが囲碁や将棋を遣ってたら向かうところ比類なきカモと思った。服部半蔵にあってみたい。

  • のれん さん

    夢幻能は亡霊を写す芸能の極意を剣術に当てはめるどころか、「タイム・マシーン」の一言に繋げてしまうのは、なんとも豪快。思わず2度見した。 とはいえ、キャラ達も突然時代が変わって夢心地になるが故に大胆不敵な行動が取れている姿が自然で面白い。 別人同士の十兵衛たちがとった行動が敵の運命を変える一方、互いの自身も苦しめているのが魅力的。最後の決闘は予想できたが、文章の対比が美しく、まさに完璧の一言。 武士の誇りを貫くことは死と同義だが、それでも彼らが持った剣により時代は変わったのである。歴史浪漫の極意である。

  • 河内 タッキー さん

    柳生十兵衛三部作の完結編に相応しく、非の打ち所がない。そして最後の長編に相応しい完成度。まさに集大成。思い返せば対決の場面では全て一撃で決着がつくという爽快感。まさかの人まで一刀で斬られてしまう。そして全く予想もできなかった結末。充実の読後感。

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人物・団体紹介

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山田風太郎

大正11年(1922年)、兵庫県に生まれる。父母ともに代々医者の家系で本人も東京医科大学を卒業。昭和23年(1948年)『眼中の悪魔』で第二回探偵作家クラブ賞を受賞。昭和33年(1958年)に発表した『甲賀忍法帖』を皮切りに忍法帖もので流行作家となる。伝奇小説、推理小説、時代小説など多種多様な小説を

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