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文芸編集者、作家と闘う

山田裕樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105167
ISBN 10 : 4334105165
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan

Content Description

1980年代〜90年代、日本のエンターテインメントに大きな波が起こり、新しい時代が始まった。そのただ中で、担当する作家たちの代表作を造り続けた編集者がいた。北方謙三、佐藤正午、椎名誠、逢坂剛、船戸与一、夢枕獏、東野圭吾、唯川恵、山本文緒、川上健一‥‥。40年以上担当した北方謙三の作品群だけでも、発行部数は一千万部をはるかに超える。作家達との濃厚で魅力的なエピソードを綴る伝説の文芸編集者の傑作エッセイ。

【著者紹介】
山田裕樹 : 1953年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、’77年集英社入社。文芸書、「小説すばる」、文庫の現場と編集長をすべて歴任。2011年文芸部長。’13年定年後、集英社クリエイティブ取締役に。’18年、引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    これぞと思う作家の本を造った編集者は幸せだが、著者はまさに編集者冥利に満ちた人生を送った。筒井康隆の「次世代の作家を探せ」との預言を忠実に守り、多くの作家に声をかけて強く注文を付けながら発表の場を提供した。北方謙三の大水滸伝51巻と併走し、椎名誠に『岳物語』を、夢枕獏に山岳小説を書かせた。大好きな逢坂剛や高野秀行の出発点に立ち会い、船戸与一とハチャメチャ取材旅行を敢行するなど想像するだけで羨ましい限りだ。この人がいなければ私の読書人生は、いや日本のエンタメ界は痩せていただろう。個人的に深く感謝したい1冊。

  • ぐうぐう

    一般的な「編集者」というイメージで読み始めると、驚きが待っている。編集者は縁の下の力持ち、作家を支えるもので、そういう意味でいうと本書の著者である山田裕樹もその通りなのだが、数々の有名作家が登場し、傑作小説の舞台裏が明かされるものの、本書の主人公はあくまで山田裕樹なのだ。作家を立てつつ、それでも山田の活躍が目立ってしまう。とはいえ、それは正しい。それだけの成果を上げているのだから。椎名誠に『岳物語』を書かせることは、ひょっとしたら他の編集者でも可能だったかもしれないが(つづく)

  • メタボン

    ☆☆☆☆ 編集者としての43年間の生き様がすごい。怒涛の43年だっただろう。当然我々凡人が経験できぬ凄いエピソードも多い。特に船戸与一氏とフィリピンに取材旅行に行った話は面白かった。北方謙三の水滸伝を完結させたのも山田氏の最大の功績。読んだことはないが逢坂剛の著作も気になった。

  • tom

    読友さんのコメントで知った本。大昔、筒井康隆を読んでいた時代があるのだけど、そのころ編集者として最初の一歩を歩き出した著者のリタイアするまでの「武勇伝」を書いた本。どれだけの本を読み、読んだことをしっかり頭に入れているのかと驚いてしまう。そして、原稿を読み込み、こうすればもっと面白くなると作者を説得、ベストセラーに至るという仕事ぶり。体力仕事と呆れ果てるばかりだけれど、すごいと思う。登場する作家は、筒井康隆、小林信彦、北方謙三、椎名誠、逢坂剛、船戸与一などなど。名前は知っているけど、たいして読んでない→

  • tetsubun1000mg

    定期購読している「本の雑誌」3月号で、北方謙三氏の元秘書で書評家の東えりこさん激推しの一冊。 集英社の伝説的名物編集者だという山田裕樹氏の「文芸編集者、作家と闘う」。 どんな作家や評論家より本を読んでおり、担当の作家や作品を分析して、新人作家をガンガン育てた編集者の回顧録。 作家の原稿を預かってどこを削ったり変更するポイントを作家相手にズカズカと言って書き直しさせて良作を導きスター作家に育てる。 自慢は一切感じられないが本好きなら知らない人がいない有名作家とのバトルは凄い迫力と信頼関係が伝わってくる良作。

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