フランソワ・トリュフォー映画読本

山田宏一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582282467
ISBN 10 : 4582282466
フォーマット
出版社
発行年月
2003年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,661p
20cm,661p

商品説明

生涯をかけてトリュフォー映画の魅力を伝え続ける映画評論家・山田宏一が、全作品を完全解説。初公開の資料やインタビュー、女優やスタッフの証言などを収録した、ファン必携の決定版。

内容詳細

習作「ある訪問」(’54)から遺作「日曜日が待ち遠しい!」(’83)まで、全25作品を百数十点の写真資料、関係者の証言、そして監督自身の率直な言葉を交えながら、トリュフォーの映画づくりの秘密と魅力を映画のようなタッチで、たっぷりと描き出す。

目次 : 1954 ある訪問/ 1957 あこがれ/ 1958 水の話/ 1959 大人は判ってくれない/ 1960 ピアニストを撃て/ 1961 突然炎のごとく/ 1962 二十歳の恋/ 1964 柔らかい肌/ 1966 華氏451/ 1967 黒衣の花嫁〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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「トリュフォー作品を年代順に解説。合わせ...

投稿日:2009/12/20 (日)

「トリュフォー作品を年代順に解説。合わせて監督本人や俳優のインタビューも掲載」ありきたりな構成だが、他の「映画読本」と明らかに違った視点を本書に感じるのは、想像するに、「トリュフォー・マニア」が自分のために再構築、完成させたかのような、半端ではない資料の根底に「ミーハー心」が感じられること。こんな「映画読本」を待っていました。読んでいてワクワクする。

salamat さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • 星空の挑戦者 さん

    トリフォー映画は女優、男優共にファッションセンスの良さが印象的だが、やはりイブ・サンローラン、ココ・シャネルなど仏蘭西トップブランドを衣裳として採用していたことが本著で確認できた。「野性の少年」で監督兼役者として初めて挑んだ博士役が大当たり。本人はヘレン・ケラーのサリバン先生的役柄はベテラン俳優より素人の方がリアルではとの判断だが、その10年後スピルバーグに引き抜かれ「未知との遭遇」では堂々とUFO学者を演じていたのは笑える。どうみても学者以上にインテリに見える。もうこんな監督って出て来ないのかしら。

  • コットン さん

    トリュフォー本人と映画に関わった人達へのインタビュ形式でトリュフォー研究本として一級品の出来!

  • coolmonster さん

    トリュフォーの各作品について、著者の評論と、トリュフォー及び関係者に対するインタヴューをまとめた本。読んでいるうちに、かつて見た各作品が頭の中で甦ってくる。トリュフォーと言う偉大な、そして映画愛に溢れた監督についても、理解が深まる好著。

  • caster1 さん

    本人のインタビュー読んでいくと、古典的な映画への愛にあふれた人なんだと思った。それと「わたしはいつも観客のために、不特定多数の観客のために、映画を作っています。」なんて発言もあるように、観客の視点を意識しているのだな、と思った。『アメリカの夜』と同じく映画監督を主人公にした『8 1/2』と比較して、むこうは「芸術的創造の世界」で、自分が見せたかったのは「映画作りの現場」というように言っていたのはなるほど、と納得。

  • タイコウチ さん

    年末年始にかけて週に2本ずつまとめてトリュフォーの映画10本を劇場で観る機会があり、予習復習用の副読本として、購入時から10年以上の積読状態から解除されてようやく読了。作品ごとの山田宏一氏の評論/紹介文とトリュフォーへのインタヴューで構成されているが、あらためて日本に住む私たちにとって、またトリュフォーにとっても、山田宏一という稀有な理解者であり翻訳者が身近にいたことの幸運を思う。映画監督としては実質20年少しという短い作家人生にもかかわらず、これだけの作品を残してくれたことにもあらためて感慨無量である。

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人物・団体紹介

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山田宏一

映画評論家。1938年、ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。1964〜67年、パリ在住。その間、「カイエ・デュ・シネマ」誌同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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