断頭台/疫病 竹書房文庫

山村正夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801923324
ISBN 10 : 4801923321
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
560p;15

内容詳細

過去から甦る怪奇と幻想の淵
異常心理ミステリー傑作集ここに復刊

過去より甦る怪奇と幻想の淵。
彼らはその境目を歩み、やがて呑みこまれていく――。
死刑執行人サンソンの役を与えられた売れない役者が、役にとり憑かれ、やがて自分を失っていく「断頭台」。
古代マヤの短剣に魅かれる男がその理由を知る「ノスタルジア」。
さらに女神アフロディーテの求愛を無視し、娼婦の少女に恋をしたゆえに苛烈な神罰を下される天才彫刻家の物語「疫病」のほか、
日本探偵作家クラブの犯人当て企画のために書かれた「獅子」や単行本未収録の「暴君ネロ」といった、古代ローマに材を取った作品も収録。

憎しみだけが惨劇を起こすのではない。
ときには純愛や慈愛が引き金となるのだ。
妖しい輝きを閉じ込めた、珠玉の異常心理ミステリー集。


【収録内容】
「断頭台」(「宝石」1959年2月号)
「女雛」(「宝石」1963年3月号)
「ノスタルジア」(「推理文学」4号/1970年10月)
「短剣」(「推理ストーリー」1965年12月号)
「天使」(「宝石」1962年5月号)
「暗い独房」(「宝石」1960年3月号)
「獅子」(「宝石」1957年11月号)
「暴君ネロ」(「別冊宝石」1959年8月号)
「疫病」(「宝石」1964年4月号)
『断頭台』巻末対談・山村正夫VS森村誠一

【著者紹介】
山村正夫 : 1931年、大阪に生まれる。名古屋外語専門学校(現南山大学)在学中に書いた「二重密室の謎」が、1949年雑誌「宝石」に掲載されデビュー。文学座演出助手、内外タイムス社会部記者を経て作家生活に入る。1977年『わが懐旧的探偵作家論』で日本推理作家協会賞、1980年に『湯殿山麓呪い村』で角川小説賞を受賞。小説教室の講師を長年務め、篠田節子、新津きよみ、宮部みゆきら、多くの後進の指導に当たった

日下三蔵 : 1968年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てフリー編集者、ミステリ・SF評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    現実には理解され辛い人々の心の襞に手を差し入れ、その中身を突き付けてくるような高雅でいて残酷、故に澱みながらも儚い物語達。「女雛」の純真な真相に対し、現実のシビアさと無常さを突き付けるようなラスト数文が余りにも遣り切れない。また、「短剣」や「暗い独房」の一方的で狭い価値観を殴りつけるような当事者のみしか理解しえない苦悩、「天使」の卑近な憎しみと同居する純粋さは息づいているかのように切実だ。そして「ノスタルジア」は教授のみが幻想から解けたという描写は現世に長く、生き、永遠に取り残されるからだからだろうか。

  • Ribes triste さん

    「断頭台」の世界観に圧倒され、キレの良い読み口にグイグイと引きつけられたまま、あっという間に読了。ミステリ物も面白いのですが、ローマ物もなかなかの読み応え。日下三蔵さんの選集ですが、次はどんな作家さんを紹介してくれるのか、とても楽しみです。

  • 三柴ゆよし さん

    山村正夫、はじめて聞く名前だなと思っていたら『湯殿山麓呪い村』の原作者だったのか笑 森村誠一との対談でその作風を「変身願望」「タイムトンネル小説」と指摘されているが、「断頭台」「ノスタルジア」など一歩足を踏み違えたら日本のコルタサルにもなり得た作品で、連綿と続く因果の流れを描くのではなく、空間的にも時間的にもかけ離れた点と点を、あるマテリアを媒介に照応させる手法を能く用いている。奇妙な味のミステリ風の第T部に対して、第U部では舞台を古代ローマに移した異国情緒豊かな短篇を収録。こちらも変な話ばかりでよい。

  • harukawani さん

    異常心理を描く怪奇幻想ミステリと、ギリシャ神話や古代ローマに材を取った歴史物、計9篇。信じられないほど、粒揃いの傑作選。好みにぴったりハマる作品ばかりなので、自分のために書かれた/編まれたのかと思うほど。素晴らしい。巻頭の表題作がベストかな。異様な迫力を感じて忘れ難い傑作。「女雛」も異常心理を描いた、強烈なホワイダニットの秀作。「ノスタルジア」は過去と現在の重なり方が恐ろしく美しい。「短剣」はベテラン刑事と少年少女の間の断絶を、「天使」も信仰をテーマに、これまた大きな断絶をそれぞれ書いていて息を呑む。

  • きっしょう さん

    とても読み易く、さほど古さを感じさせない力作ばかり。 独特な雰囲気の中で描かれる人間(や神々)の持つ様々な心理や行動は今の時代の作品として十分通用すると思う。どんなに考えても決して交わることができないものがあるんだな。どの作品も楽しませてくれました。

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山村正夫

1931年、大阪に生まれる。名古屋外語専門学校(現南山大学)在学中に書いた「二重密室の謎」が、1949年雑誌「宝石」に掲載されデビュー。文学座演出助手、内外タイムス社会部記者を経て作家生活に入る。1977年『わが懐旧的探偵作家論』で日本推理作家協会賞、1980年に『湯殿山麓呪い村』で角川小説賞を受賞

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