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雪豹の大地 スピティ、冬に生きる

山本高樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784844138136
ISBN 10 : 4844138138
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

巡る巡る命を、見つめ続けた日々。

ヒマラヤの山奥深くに棲まう幻の獣、雪豹。全世界での推定生息数は8000頭に満たず、険しい高山地帯に生息しているため、野生下では目撃することすら困難とされている動物だ。そんな雪豹たちのあるがままの姿を見届けるため、写真家はインド北部のチベット文化圏、スピティに旅立った。

標高4200メートルの極寒の高地。狩る者と狩られる者の命のやりとり。自然の摂理の中で儚い生を生きる、雪豹、狼、狐、アイベックスなどの動物たち。その傍で、大いなる存在への畏れと祈りとともに暮らす人々。ひと冬の間、彼らとともに過ごした日々の中で、写真家が巡り会ったのは‥‥。

『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』で第6回「斎藤茂太賞」を受賞した気鋭の著者による、待望の書き下ろし長編紀行。雪豹や野生動物たちの躍動感のある姿、スピティの祭礼や高地の村の様子など、貴重な写真の数々も収録。

【著者紹介】
山本高樹 : 著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部のラダックを中心としたチベット文化圏に長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)で第6回「斎藤茂太賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toshi

    インド辺境ラダック地方に長期滞在し、これまでも幾つかの紀行文を描いてきた著者が、知人に誘われスピティと言う地域にユキヒョウを撮影しにいった記録である。幻の動物と言われるユキヒョウはいとも簡単に現れ、緊張感や感動のドラマはあまり無いのだが、村の人々の日々の営みと著者の関わり合いが淡々と描かれ、それがとても爽やかな読後感を与えてくれる。写真にキャプションはあえてつけられていないが、文章を読みながら見ているとどの場面かは容易に想像がつくし、写真との相互作用でストーリーに立体感がある。ユキヒョウ、見てみたいな。

  • スプリント

    写真が豊富で嬉しい。 雪豹と狼のテリトリ争い。

  • dani

    痛い痛い痛い、で始まるとは思わなかった。表紙の2頭は親子ではなく双子。スピティはインド北部、標高4000メートルの高地。そういうところでしか生きられないのが雪豹。そういうところでも生きられるのが人間。

  • mikan

    スピティに住む人々と動物たちの営みが丁寧に描かれていて面白かった。個人的には四千メートル級の高地にまでインターネットが来ているのに驚いた。

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