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ISBN 10 : 4040824067
Content Description
太平洋戦争末期、1944(昭和19)年2月に松本百五十連隊は太平洋の日本海軍最大の根拠地、トラック島に上陸した。本書は松本を出営し、島まで辛くもたどりつき、そこで敗戦をむかえる翌45年8月までの戦記である。水死、病死、栄養失調死、そして餓死…。生き残りの兵士たちに徹底取材し、克明にして膨大なメモによってまとめられた無名兵士たちの哀史。『あゝ野麦峠』の著者が遺した戦記文学の傑作!
目次 : 固い軍靴の響きを残して/ 軍靴の遠ざかった橋の上を青白い流れ星二つ/ アルプス連山よさようなら/ 霧氷の枯野に立つ親子/ 焦燥する広島の船舶司令部/ すみやかに宇品に集結せよ/ 得意絶頂の大東亜国民会議/ 木曾路を下る軍用列車/ めっきり船の少なくなった宇品港/ 下駄ばき兵もいた宇品港〔ほか〕
【著者紹介】
山本茂実 : 大正6年‐平成10年(1917‐1998)。長野県松本市に生まれる。農家の長男として農業に従事する傍ら、松本青年学校に通う。その後、現役兵として近衛歩兵第三連隊に入営、軍隊生活・闘病生活など合わせ8年間を送り、傷痍軍人として終戦を迎える。戦後上京して早稲田大学文学部哲学科に学ぶ。昭和23年(1948)『生き抜く悩み 哲学随想録』を出版し、同年末より同志と共に葦会を組織し、雑誌「葦」「小説 葦」、総合雑誌「潮」などを創刊、各編集長をつとめる(約15年間)。その後、作家として執筆生活に専念。昭和43年(1968)『あヽ野麦峠ある製糸工女哀史』を発表、250万部超のロングセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kawa
読了日:2022/06/11
CTC
読了日:2022/12/09
モリータ
読了日:2023/08/08
Masataka Sakai
読了日:2022/08/11
晴天
読了日:2025/07/25
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