ジャガイモとインカ帝国 文明を生んだ植物

山本紀夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130633208
ISBN 10 : 4130633201
フォーマット
出版社
発行年月
2004年02月
日本
追加情報
:
22cm,335,7p

内容詳細

標高4000メートルの高地に栄えたアンデス文明。今なお謎に包まれる文明の起源を、栽培植物という観点から解明。穀類中心の歴史観を覆すスリリングな論考。35年に及ぶフィールドワークの集大成。

【著者紹介】
山本紀夫 : 1943年大阪生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒。同大学院博士課程修了。農学博士。民族学・民族植物学専攻。国立民族学博物館助手、助教授を経て、現在同館民族文化研究部教授・総合研究大学院大学併任教授。1968年より、アンデス、アマゾン、ヒマラヤ、チベットなどで主として農耕文化に関する調査を実施。1984‐1987年にはペルー、リマ市にある国際ポテトセンター社会科学部門客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 翔亀 さん

    【始原へ53】著者の最新書「高地文明 もう一つの四大文明の発見」は挑戦作だけに、なぜ高地に文明なのか説明不足が気になる点もあった。アンデス高地文明を論じた本書は、その点、説得力をもって十二分に説明されている。著者の主著といえよう。■新大陸文明(メソアメリカ、アンデス)はトウモロコシ農耕を基礎に成立した、とは高校の教科書にも載っている定説。メソアメリカはそうでもアンデスは違うと疑問に思ったのが35年前(執筆時[2004]の)。以来、著者はアンデス高地の村で生活して現在のインディオの主食はジャガイモなど↓

  • futabakouji2 さん

    インカ帝国はジャガイモを主食としていた!イモを野生種から栽培種に変えるまで一体どれだけの苦労と時間を費やしたのだろうか?イモは重いけど、リャマを用いて輸送したようです。 インカに代表される古代アメリカ文明ではトウモロコシで発展したと一般的に説明されます。しかし、インカではトウモロコシはお酒のために使用されるのが主でした。食料としてはあまり利用されていなかったようです。アステカとインカは同じ古代アメリカ文明と分類されています。しかし、地域性や気候の違いから見ても、違いがあるのは当然でした。読んで良かった。

  • ラグエル さん

    この本の結論だけでももっと周知されていなくてはならないんではないか。インカはトウモロコシの国じゃない、ジャガイモの国だ、と。(インカの目覚めとか、アンデスレッドっていうジャガイモは激うまですよね)教科書やそれから派生したものがあまりに世に席巻しすぎていて、インカ=ジャガイモとかつなげられていない。何の映画か忘れたけれど、インカのお宝発掘してその財宝が全部トウモロコシだった、というオチのがあったな。この本からするとあの映画はちゃんちゃらオカシイわけだ。

  • takao さん

    ・ジャガイモの起源地は中央アンデス高地。野生種のイモは有毒成分を含んでいる。

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山本紀夫

1943年大阪市生まれ。京都大学農学部農林生物学科卒(応用植物学専攻)。同大学院博士課程修了。農学博士(京都大学)、学術博士(東京大学)。国立民族学博物館助手、助教授、教授を経て、2007年より同館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。1984〜1987年国際ポテトセンター(ペルー、リマ市)客員研究

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