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源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり

山本淳子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022599209
ISBN 10 : 4022599200
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「源氏物語」を生んだドラマチックな一条天皇の時代を、前代・花山天皇の、謀略による衝撃的な退位から書き起こし、現存する歴史資料と文学作品、最新の研究成果に基づいて、実証的かつ立体的な物語に紡ぎあげる。

【著者紹介】
山本淳子 : 1960年、金沢市生まれ。京都大学文学部卒業。石川県立図書館加能史料編纂室室員・石川県立金沢辰巳丘高校教諭を経て、1999年、京都大学大学院人間・環境学研究科修了。博士(人間・環境学)。京都学園大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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10年以上前の本ですが、とにかく面白い。一...

投稿日:2021/03/02 (火)

10年以上前の本ですが、とにかく面白い。一条天皇をめぐる人や時代をとてもドラマチックに書かれています。他の歴史の本も読んで、この時代の背景もいろいろ勉強しつつ、源氏物語を読んでみようと思い立たせてくれた本です。

タラ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nico🐬波待ち中

    源氏物語の時代。それは平安朝の帝・一条天皇の時代を指す。これまでは御簾の向こうで優雅に鎮座し、時の権力者に利用される傀儡のイメージがあったけれど、とんでもない。常に国の平穏に気を配り率先して政に携わり、生涯ただ一人の女性への愛を貫く信念の御方であった。紫式部の創作した『源氏物語』と、一条天皇・定子・彰子3人の生き様やその周囲で繰り広げられる様々な出来事との関連がとても興味深い。めくるめく一条朝は『源氏物語』により後世へ遺され現代に至るまで語り継がれている。『源氏物語』を改めて読み直したくなる作品だった。

  • さつき

    再読。やはり何度読んでも心震える本です。千年前の一条朝に生きた人々の思いが胸に迫ってくるようです。

  • 昼寝ねこ

    一条天皇の時代を追っていく それは源氏物語の時代であり枕草子の時代でもある 人物では藤原道長、藤原定子、藤原彰子の時代と重なる 紫式部、清少納言を始め歴史上の有名人が他にも数多く登場する 小右記、権記、御堂関白記、大鏡、栄花物語など様々な書物が歴史を今に伝える 山本淳子先生の本は研究書でありながら親しみ易い文章で史実を伝えてくれるので愛読している

  • sofia

    古典は苦手だったけど、年をとるうちに源氏物語にひかれ、これはおもしろかった。一条天皇前後の歴史のドラマチックなこと!一条天皇、定子、彰子…魅力的な人が集まっていること。清少納言があらわれ、紫式部によってこの時代に源氏物語が書かれたのは必然であったと思う。

  • Nat

    図書館本。藤原道長、定子、彰子、清少納言、紫式部は日本史などで触れることが多かったが、一条天皇を中心にしてその時代を考えることはあまりなかった。ここでは、一条天皇を中心にして歴史を捉えている。藤原氏の権力闘争や后たちの生き方などとても興味深かった。一つとても驚いたのは一条天皇崩御の際に病状は一旦は回復に向かっていたが、道長が儒学者にさせた易占の結果が天皇の死を指し示していたため、それを知った天皇の容態が悪化したとのこと。現代風にいうと精神的打撃を受けて急激に体のバランスが崩れ、死に至ったなんて衝撃的すぎ。

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