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ブスがなくなる日 「見た目格差」社会の女と男

山本桂子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784072773512
ISBN 10 : 4072773514
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2011
Japan

Content Description

街からブスが消えた。それは、美容が進化したからなのか。はたまた、日本民族が変わってきたからなのか。大いなる疑問に、歴史をひもとき、ある時は心理学からの考察を加え、ブスと美人の溝を埋める1冊。

【著者紹介】
山本桂子 : 美容ジャーナリスト。1960年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒。鐘紡(株)カネボウ化粧品本部商品開発室に4年間勤務の後、27歳よりフリーの美容ライターとして活動。「ViVi」「FRaU」「Grazia」「VoCE」「Style」(以上、講談社)、「ELLE JAPON」(アシェット婦人画報社)、「婦人公論」(中央公論新社)などの雑誌のほか、化粧品メーカーの広報誌などに幅広く執筆。2001年、資生堂企業文化部主催による化粧文化研究会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 明智紫苑

    再読。終盤で引用されている光浦靖子さんの発言は、いわゆるおネエ系タレントにも当てはまると思う。しかし、今のネット上ではおネエ系タレントの発言も炎上する恐れがあるよね。

  • ヴェネツィア

     合コンで、女は男ではなく女を意識して化粧する―から、女子会までは、ほんの一歩の距離。  ハンサム―イケメン―ブサメンの構造分析も説得力がある。

  • 雑食奈津子

    ブスとは猛毒トリカブトの根、附子が語源である。だから周囲が顔の整っていない女性に対し猛毒の言葉をかけ続ければ、必然的に彼女は猛毒の性格となるのである。ブス=性悪なのではない。ブス→猛毒を浴びる→性格が歪む→性悪になる。なんて単純な構造なのだろう。一刻もはやく男性たちは女性にブスなんて言わなくするべきだ。と思いきや、昨今は女性が男性を選ぶ時代になりつつある。すると男性たちは自分たちの顔の良し悪しについて頭を悩ますようになったらしい。仕事をしながらなんでこんなことまでと思いか?女はむかしから悩んでいたんだよ!

  • FuSa

    ハンサムとイケメンのニュアンスの違いよ。これが時代か。

  • ybhkr

    おもしろかった。単純な社会学史ではなくブスや美醜の歴史にも触れ、女性がどんなに男性から美醜で価値がつけられ、ブスが非人間、バカにしてもよい存在として扱われてきたかが書かれている。この不況と女性の社会進出により容姿の問題は男性にもおよびはじめている。犯罪者や自殺者のコンプレックスにも容姿の美醜が入るほど。女性は明治以降この辛酸をなめ続けてきた。男性は経済力で女性の容姿や家事能力を選んできたが、今の時代、男女は同じ条件で相手を選ぶことかできる。ブスをブスと呼べなくなった日こそが、ブスのなくなる日かもしれない。

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