あたしの拳が吼えるんだ

山本幸久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120052736
ISBN 10 : 4120052737
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
337p;20

内容詳細

橘風花は母親と二人で暮らす、普通の小学四年生の女子。偶然の出会いと、「ムカつく上級生男子を一発殴りたい」と邪な動機でボクシング・ジムに通い始めるが、徐々にのめり込んでゆく。ひたむきにボクシングに打ち込む風花の中で、何かが変わりはじめていた。それは、周囲の人々の心にも変化をもたらしてゆく―。結婚を賭けた世界王座戦に挑む女子プロボクサーや、ジムの人々。複雑な家庭環境のいじめっ子や、幼なじみのクラスメート。風花を理解しようとしない教師。母と折り合いが悪い職場の後輩たち。最強最悪のライバル。そして母・陽菜子にも…。明日への元気を満タンにしてくれる、ハートウォーミング・ストーリー!

【著者紹介】
山本幸久 : 1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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主人公の女子小学生がボクシングに挑戦しま...

投稿日:2021/07/10 (土)

主人公の女子小学生がボクシングに挑戦します。ボクサーとしての がんばりと小学生らしい考え方や生活が生き生きと描かれます。 また、主人公のライバルや友人も個性的です。 そして、彼らを見守る大人たちがまたいいのです。こういう大人が いれば、子供ものびのびと、そして個性豊かになりそうです。 現実はこう簡単にはいきません。だからこそ、小説の力が生きる。 山本先生の良いところが凝縮した、素晴らしい作品でした。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん さん

    小4の風花は浅利洋裁で働く母と二人、寂れた団地に住んでいる。小さなテリトリーの中だが明るくいい子だ。そんな風花が歯科検診に行った歯医者でボクシングジムに勧誘されたことから、母やジムの人々、いじめっ子・公平に教師、ライバルまでもを巻き込み変わっていく様を明るく暖かく描いていた。そうだ!風花、君の拳はリングの上で吼えるのがカッコイイ。同じ団地の年長・未来に慕われるのもほっこりした。ガンバレ、風花!色々あるけど、今はコロナウイルスを私の拳でぶっ飛ばしたい!

  • おしゃべりメガネ さん

    う〜ん、マイった。何度も何度も涙腺が緩んでしまって、何回も鼻をすすりながら読了でした。洋裁で生計をたてる母「陽菜子」と二人暮らしの小4「風花」はふとしたきっかけからボクシングをやるコトに。そこで出会った様々な人々を通して、彼女だけではなく、母親をはじめ、多くの人々が成長し変わっていきます。ただの熱血ボクシング小説ではなく、人と人との温かい繋がりをしっかりと書き綴る山本さんの筆力はさすがです。文中より『ココロがイタくて、よく泣く。ココロのイタみにはクスリがない。だから、ひたすら泣くしかない。』グッときた。

  • みかん🍊 さん

    歯医者でボクシングジムへの入会を勧誘されてしまった小学4年生の風花は正義感の強さからいじめっ子の上級生を一発殴ってやろうと入会してしまう、一人で風花を育てる母と二人の目線からジムや職場の人々との交流関係が描かれる、母を心配させないために強く成長していく姿やそれを少し寂しくも頼もしく見守る母、その姿に影響され頑張っていく周りの人々、子どもがやりたい事は必ずやらせるという亡き夫との「子どもを育てるための五か条」が素敵でした。キックキックトントン、最近やたら宮沢賢治が出てくる小説読んでいる気がする。

  • ゆみねこ さん

    弱いものいじめをする上級生の男の子を一発殴ってやろうという邪な理由で戸部ボクシングジムに入門した風花。洋裁店で働きながら風花を育てる母の陽菜子。二人の視点で進む物語。宮沢賢治の「雪渡り」、大好きなお話だったのでたくさん引用されていて嬉しかったです。久しぶりの山本幸久さんの長編、とても良かったです♪お薦めです。

  • 美登利 さん

    山本さんの小説は温かい。嫌な奴やダメな奴も出てはくるが、ひたむきに日常を生きる人に焦点が当てられる。今回は小学4年生の風花が主人公。正義感の強い彼女は弱い者イジメをする6年生の公平を懲らしめたいと不純な動機でボクシングジムに入る。ジムの経営者、娘、プロボクサー、練習生たちと交流しながら強くなって行く。その過程に母娘の葛藤が描かれ、ライバルと同級生との関係、大人の身勝手さも経験し大きく成長する物語である。山本さんの他の作品とのリンクありで微笑ましい。しかし、展覧会いまだ準備中の内容ずいぶん忘れてた!

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山本幸久

1966年東京都生まれ。中央大学文学部卒。2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞し作家デビュー。06年、同作で第2回酒飲み書店員大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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