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無想庵物語 中公文庫

山本夏彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122072657
ISBN 10 : 4122072654
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

芥川・谷崎に勝る博識で「日本のアナトール・フランス」と呼ばれ、文学的成功を願い続けながらも、無軌道な生活の末に忘れられた作家、武林無想庵。その親友の息子として一時、パリで起居を共にした著者。無想庵と彼をめぐる人々について綴られ始めた評伝は、やがて著者自身の青春の謎と絡まりだす…。第41回読売文学賞受賞作。

目次 : 1 スキャンダル/ 2 妹みつ/ 3 第十一指の方へ/ 4 Cocuのなげき/ 5 フランスへ/ 6 ダメの人/ 7 晩年

【著者紹介】
山本夏彦 : 大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相をするどく諷刺する辛口コラムを得意とした。昭和59年第三十二回菊池寛賞を、平成2年『無想庵物語』で第四十一回読売文学賞を受賞。平成14年10月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • lovejoy

    ★★★

  • つきもと

    武林夢想庵の評伝かつ山本夏彦の自伝。「ダメの人」の一生。ふたりを知らずに読み始めましたが、知らなくても引き込まれるような魅力があります。明治末から昭和初期の時代の空気感が濃厚に感じられ、文士の交流などもよく書かれているので、そうした内容に興味のある人にもよいと思います。

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