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近世後期江戸小説論攷

山本和明

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784585390220
ISBN 10 : 4585390227
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「考証」の力、「文」の力。近世後期、版本写本による書物流通は一層の広がりをみせ、多種多様な知識が創作出版の場にも流れ込んでいった。作者が作品を構築する際に、如何にその典拠を選びとり、構想したのか。古語や古い文体に対する豊富な知見を、どのように作品と言う形に結実させていったのか。挿絵と文との連環関係は如何に発展的に展開されたのか。山東京伝、石川雅望の作品を軸に、作品の背後にある知的空間、そして、それらを縦横無尽に駆使していった作者たちの営みを、作品そのもの、そして、関連する資料から炙りだす。従来の典拠研究、様式研究とは一線を画す、新たな文学研究の方法を示す画期的な一書。

目次 : 第1部 京伝作品攷(京伝洒落本の写実/ 改名という作為―『昔話稲妻表紙』論/ 京伝と牧之―『優曇華物語』論 ほか)/ 第2部 和学・和文小説攷(京伝・雅望と和学/ 附論 考証と戯作/ 古典再生―『飛騨匠物語』 ほか)/ 第3部 後期小説の周縁(諸国奇談集の一側面/ 附論 一九世紀の旅路/ 七重八重花は咲けども 太田道潅雄飛録論 ほか)

【著者紹介】
山本和明 : 1962年生まれ。国文学研究資料館教授、同館古典籍共同研究事業センター長(併任)。専門は19世紀日本文学研究。同時代の作品分析をはじめ、書物の形態、古典籍商、蔵書家の動向など多角的に研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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